横須賀 Indoor-plane 第 12 回クリスマス飛行会

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松田さんの新作機 "鳳"。とてもきれいにできています。被覆には "Airspan" を貼ってあります。
随所に釣り糸が使われていて、左右のエルロンとラダーが連動して動くように釣り糸でリンケージされていました。
正式名は奈良原 4 型「鳳」号というそうで、実機の全幅は 11.4m 。約 10 分の 1 に縮小して作ったそうです。 180SH モーターに 6x120mAh 電池の組み合わせ。
市販のスケールホイールが使われていますが重いタイヤ部分を取り除いてバルサで作り直したそうです。
短い距離で離陸していましたが、旋回の時エルロンを切ると反対側の動翼が抵抗になって旋回しにくいという事でした。比較的ゆっくりした飛行です。
鈴木さんの新作機 "Mini WESPE" 。オリジナルを 45% に縮小して作ったそうです。翼幅 420mm ほどでしょうか。とても可愛らしいサイズです。
モーターも驚くほど小さい角型のものが使ってあります。
ラダーとエレベーターのサーボにはマグネットアクチュエータを使っています。
CR2 リチウム一次電池搭載でなんと 26.5g ということです。
このクラスになるとモーターのパワーも少ないので、重心位置、主翼の 迎角等微妙な調整が必要なようで何とか離陸するものの飛行継続が難しいようでした。次回に期待です。
山尾さんの "thistle" は主翼の面積を少し大きくして翼面荷重を 9.5g/dm2と少し軽くなるようにしたそうです。 Tadiran 430mAh 電池搭載で 32g 。
素晴らしくよく飛ぶようになりました。長時間フライトによるパワーダウンも感じられません。
私も操縦させてもらいましたがとてもマイルドな操縦感覚でした。
大野さんの "J-POU" 新たに翼を作りなおしたそうで以前にも増してゆったり飛んでいました。なかなか可愛らしい飛びなので私も作ってみたいなと思っていたらすでに原寸図を書いて持ってきた方がいました。
羽場さんの 75g 機。今回はモーターを替えプロペラ径を大きな物に変更して 5x50mAh 電池で更なる超スロー飛行を見せてくれました。
お名前をお聞きしなかったのですが、Keyence ジャイロソーサーのユニットを使って作ったプッシャー機。 6x50mAh 電池で元気に飛行していました。普段は Outdoor で飛ばしているということでした。

1999 年を締めくくる飛行会となりました。 Indoor-plane を始めてから約半年が経過したわけですが、今回の飛行会では緒方さんも "Lil' Skeeter" を持ってきて飛ばしました。 30g 前後の飛行機が飛ぶ時代になりました。しかも長時間飛行できるのですから驚きです。一方ではいかに少ないパワーで超スローフライトを実現するかを追及する人、またインドアスケール機での飛行を追及する人、Aerobatics を目的とした飛行機等 Indoor-plane のジャンルも多岐にわたり、飛行機の重量も 30g 前後から 300g 程度までとかなりの幅があります。私の Aerobatics 機 "FunFan2" も舟地蔵での曲技練習の甲斐あって、今回の三面コートでループ、ロール、背面飛行を行う事ができました。小型で安価な受信機も出てきそうなので今後 Indoor-plane の普及も加速するものと思われます。


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1999/12/27 inserted by FC2 system