RCライトプレーン BORN PLANE−01。スパン 760mm 、全長 700mm、全備重量 165g、モーター GWS−50XC、アンプ Slim-08、受信機 Pico-4ch 、サーボ JR-6g、ニッケル水素 6x370mAh、飛行時間 20 分以上。
特長はカーボンを主体とした機体構造にあります。主翼スパー、前縁、胴体、メイン ギヤetc・・・。バルサはリブ、翼端、カーボンシート貼り付けのベースに使用。テールパイプはカーボンテーパーパイプ、カイト用を使用しました。
バッテリーは胴体のパイプに内臓です。これは一回やってみたかった構造です。よってメカ類は主翼ステーの部分に結集です。制作のポイントは、シンプル化した主翼構造にあります。カーボン数本とリブのみで構成された、主翼はフィルムの引っ張り剛性のみで構造体を支えています。これはインドア機にも似たようなものがあったと思います。主翼制作のコツとして、カーボンロッドにはフィルム(オラライト使用)熱圧着が効かないので薄くゴム系のボンドを塗布すると接着が容易です。ねじれ無くフィルム全体の収縮で剛性をもたせるために出来るだシュリンクさせずに全体を張り切り最後に一気に全体に熱をかけます。ヒートガン等が良いかもしれませんが、全てアイロンで行いました。電池サイズにぴったりのカーボンパイプは、ネットを使っていろいろ探しましたが、非常に高価なのと希望サイズが無い、思ったより重いということから自作をすることにしました。
0.15mm 程度のカーボンキュアシートはある程度のRまで曲げることが出来、薄くてもパイプ状にするととても丈夫になります。電池径に近いパイプを用意し先ず 1mm バルサでパイプに巻き付けます。その上に接着しろを考慮にいれた短冊状のカーボンシートを巻き付けます。カーボンキュアシートは完全に目が詰まった状態では無いのである程度通気性があります。したがってシートの上から浸透させ接着可能です。低粘度の瞬間でパイプ状にしました。主翼ステーも 1mm バルサをベースに作成しました。軽い翼面荷重とやや薄翼めの機体なのでいとも簡単に手投げ成功です。しかし、このサイズのペラで充分な引きを感じます。この手の飛行機は大径のペラを用いたものが殆どだと思いますが、小径ペラにより少し変わった印象を受けるのは私だけでしょうか?全く問題のない飛行で、又ダイレクトタイプが恐ろしく静かなフライトを実現しています。
殆ど骨だけの構造なので存在感のない飛行機です。ボーンフィッシュみたいなのでボーンプレンと名前をつけました。当初ランディングギヤなしでしたが、ペラ保護の為に追加しましたので地面から離陸にトライしてみます。やや小振りの車輪ですがこれも問題なくOKでした。車輪は 1/24 クラスのスポンジタイヤがあったのでバルサ板をカーボンシートでサンドイッチした軽量優先の車輪です。足は 2mm カーボンロッドをへの字にカーボンロービングして取り付け。フルハイ、中スローを取り混ぜ回収したときのモーター温度ですが、ほんのり暖かいぐらいの感じ。無理に負荷をかけて回さなければ安心して使えそうです。
リンケージはワイヤー式で、釣り具やさんで購入した PE ラインを使っています。 HLG に最近よく見掛けます。又、ワイヤーの引き回しはこれも釣り用のラインガイドを用いています。どちらも釣り用なので滑りの相性は良いようです。これ以外にも釣り具やさんでラジコンに使えるものは多々あります。また人口の多さもあってか、安価なものばかりです。しかし PE ライン 5 号は高かった。(一巻き 3000 円〜 1800 円、一生は使えなくとも 30 機分ぐらいはありそうです) |