第 33 回湘南スローフライヤークラブ飛行会

開催:2002/07/20 PM5:00-PM10:00 藤沢市六会市民センター体育館

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 体育館改修工事も終わり、久々の藤沢市六会市民センター体育館での飛行会です。地下 2 階にある体育館は冷房もなく、夕方 5 時からの飛行会でしたが大変蒸し暑い中で行われました。参加者は山尾さん、鈴木さん、本井さん、小黒さん、それと私の 5 名。今回の目玉はみんながほぼ同時に入手できた 3.6g という軽量なリチウムイオンポリマー電池を搭載した飛行機で話題が盛り上がりました。マグネットアクチュエータ搭載機を鋭意製作中の中本さんも情報収集のため遠路出かけてこられました。
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山尾さんはいつも飛ばしなれている Flutterby に、今回新たに入手した 3.7V 140mAh Li-Polymer 電池を搭載してきました。電池が軽量になって重心位置が変化してしまうため、電池と一緒にウェイトを抱かせています。モーター N-20AB(5:1) に 160mm のバルサペラの組み合わせ。全備重量が 35g と驚異的に軽くなりました。
消費電流についてはベンチテストで通常の水平飛行時 2C 程度の電流で抑えられることを確認して、今回の飛行に臨みました。今までになく軽量な飛行機となり、翼面荷重でほぼ 3.3g/dm2 。その飛行はとても軽やかです。
こちらは鈴木さんの 1/32 スピットファイア。ユニオンのゴム動力フリーフライト機を R/C 化したものです。今までに何度か飛行にトライしてきましたが、今回は 3.7V 140mAh Li-Polymer 電池を 2 セル直列にしたものを搭載してきました。それでも 2dm2 強の翼面積なので翼面荷重は相当なもの。メンテができるように左右の胴体は貼り付けないで済むように工夫されています。 WES のサーボでラダーとエレベーターをコントロールしていますが、よくこの胴体内部にメカを収めたものです。
このクラスの飛行機をインドアで飛ばすのはなかなか難しいと感じました。手投げにも結構神経を使います。推力では十分引いてくれましたが今回はうまくコントロールできませんでした。Li-Polymer 電池の負担も相当大きい設定なので、鈴木さんもそのあたりが心配だと言っていました。次回広い体育館での飛行に期待です。
鈴木さんの 3.7V 140mAh Li-Polymer 電池搭載機。全備重量約 25g ということで、今までになく軽い仕上がりになっています。主翼面積がかなり小さいのでその飛行はかなり速いものでした。 E-Chargers のモーターユニットを搭載してパワフルに飛行していましたが 7C もの電流を流しているため、何サイクルぐらい電池が持つか心配だとは本人の弁。しかしこの小さな電池で 1A も流せるのはすごい。飛行後の電池は少し暖かさを感じました。
鈴木さんです。飛ばしているのは私の FunFan を小型化した飛行機。エレボン仕様の無尾翼機ですが、今回とてもよく飛んでいました。
通常の Li-Ion 電池を搭載しての飛行です。 RX5-2.3 受信機を搭載していますが、今回鈴木さんと私とで同時飛行させたとき、互いに混信することが確認できました。軽さにおいて素晴らしい受信機ですが同時飛行では気をつけないといけません。
鈴木さんのモーターユニット。 Didel から個人輸入したギヤユニットにビットチャージーのマイクロビー 2.6 モーターを取り付けてあります。 U-80 プロペラ装着、 Li-Polymer 1 セルで 10g の静止推力が得られたということですが、 20g を切る飛行機で水平飛行を維持できなかったようです。いずれにしてもこのクラスのユニットを搭載するには綿密な設計が必要になりそうです。
本井さんの新作機です。 62g の仕上がりで 2 セル 140mAh Li-polymer を搭載しています。モーターは DC5-2.4 。新しいリチウムイオンポリマー電池を搭載するために、消費電流の少ないモーターの選択に苦労したようです。
2 セルの電池は安全のため画像の白い四角いボックスに収めてあります。 HS-50 サーボ 2 個搭載。リンケージもしっかりして、尾翼のガタが少なくなっています。
狭い体育館なのでいつになく真剣な顔で操縦している本井さん。それとも暑さバテ?
十分余裕あるパワーで問題なく飛んでくれました。途中私も操縦させてもらいましたが、今までになく完成度の高い飛行機に仕上がっています。
私の A-1 も 140mAh Li-polymer 電池を搭載してきました。全備重量 24.4g と軽量です。はじめに 10g の推力が得られる 7x4 の自作プロペラを装着してみましたが水平飛行を維持できず、 8x4 のプロペラに交換しての飛行です。初期推力 13g のセッティングになりますが、直線では緩上昇するものの旋回時に高度低下を伴うため大舵が打てません。それでも 9 分 40 秒の連続飛行ができました。できればもうちょっと推力がほしいところです。
今回は自作のマグネットアクチュエータに加え、新たに自作したスピコンを搭載しています。小黒さんのお世話になりながら PIC の勉強をしてきた甲斐あって、比較的短期間に飛行機に実装できるまでになりました。また、本日情報収集にこられた中本さんは本職のプログラマー。私の PIC の勉強にと、いま鋭意製作中の飛行機に搭載するマグネットアクチュエータドライバのプログラムソースを快く提供していただきました。よい仲間に恵まれ感謝しています。

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