我々のメンバーは栗田夫妻、鳥羽夫妻、鈴木夫妻、それに私と妻の 8 名で参加しました。
栗田さんは大型の Indoor-plane と 280 モーター搭載機を 2 機持ち込みました。 1 セルの大型 Indoor-plane はとてもよく飛んでいました。 280 モーター搭載のグラウプナーのプッシャー機も広いドーム内で伸び伸びと飛行していました。もう 1 機の 280 機は離陸できなかったようです。7 セル 500AR 電池を搭載して 380g ほどあるということで、ちょっと重すぎたのかもしれません。
鳥羽さんは 35g の Pitts と 26g の新作複葉機、スタッガーウイング機、ほかに複葉機 2 機と 5 機すべてが複葉機です。 26g 機は木村バルサまで出かけて軽量で良質なバルサを調達して作ったそうです。 Dynamics Unlimited のシステムを搭載して地上から離陸し、よく飛んでいました。 KP00 モーターユニットを搭載しています。Pitts はテールヘビーを解消するために尾翼にセットしてあったマグネットアクチュエータを胴体の中に移動してきました。
鈴木さんは長い間テストを繰り返してきたスピットファイアーを広いドームで思う存分飛ばしていました。ドーム内は人工芝に砂を敷いてあると聞いてペットボトルで作ったソリを装着した飛行機を持ち込みました。ソリでの離陸を試みましたが、取り付けねじの出っ張りが擦れてソリでの離陸はできず、普通の車輪に変更して飛ばしました。飛行機に CCD カメラを搭載してグラストロンでの操縦を試みていましたが、円形のドームでは位置の感覚がつかめないと言っていました。
私の A-1 2 号機は初飛行でややピッチングの傾向がありましたが、重心位置を調整したらとてもよく飛ぶようになりました。ビットチャージーモーターでの飛行も全く問題なく、中スロットルで水平飛行が維持できるほどパワーに余裕がありました。ゴム動力 FF 機と一緒に飛行していると R/C 機とは思えないゆったりとした飛行で、翼面荷重 3.2g/dm2 のスローモーションとも思える飛行を十分に味わうことができました。 TINY も問題なく飛んでくれましたが、標高 1000 メートルと高い位置のためかいつもの飛行に比べやや推力の不足を感じました。
途中ドーム内の一部のスプリンクラーが突然作動して大量の水が噴出し、ドーム内に警報が鳴り響きました。一次飛行を中断しましたが、水の噴出と警報は止まる様子もなく途中から飛行を再開しました。しばらくしてスプリンクラーも停止し、係員が大勢で床にあふれた水を吐き出すシーンが見られました。
また、毎年行われている庄内ピーナッツ恒例のやまびこドーム飛行会も来年は予約が取れなかったということで次回は 2 年後の開催になるようです。
飛行会は 5 時まででしたが、栗田夫妻、鳥羽夫妻、鈴木夫妻は宿泊先の浅間温泉に向かうため、我々は少し早めに会場を後にしました。
私は 31 日 1 日と馬籠、浅間温泉に宿泊して 2 日の飛行会に参加した後そのまま帰宅の途につきました。
全工程 660km ほどの走行距離になりましたが、栗田さんの計らいでとても有意義で楽しい飛行会に参加できたことを感謝しています。
また、庄内ピーナッツ関係者の皆様には大変お世話になりありがとうございました。
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