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この時期の暖房されていない体育館はとても寒いですね。それにもかかわらず、遠く京都から参加された方もいて、大勢の参加者と見学者でにぎわいました。また、あまりの風の強さに屋外で飛行機が飛ばせずに、急遽インドアプレーンの飛行会に参加したという人も何人かいたようです。
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昨年の暮れから赤外線による送受信機飛行機が飛ぶようになりました。山尾さんも送信機にセットできる赤外線コントロールユニットを今日の飛行会に間に合うように作ってきました。飛行機は Thistle に搭載してある Dynamics Unlimited の RF システムを赤外線受光素子二つを組み込んだものに変更して飛行テストを行いました。潮風アリーナは四方がガラス張りで、お天気がいいと陽が差し込みます。今回も舘内には陽の当たる場所があり、その場所を飛行機が通過したとたんに動作が不安定になってしまいました。陽の当たらない状況では問題なくコントロールすることができました。それにしても速いスピードで飛ぶ Thistle では飛行機に送信機を向けているのが大変のようでした。
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山尾さんが作った赤外線コントロールユニットです。縮めたアンテナにセットする方式でとても扱いやすい構造です。アンテナに取り付ける部品は私の分も作っていただきました。
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湘南模型飛行機研究所の石川さんが 20 年前に作ったというインドア FF 機を持って参加しました。ペニープレーンということで飛行機重量が 3g 強しかないそうです。とても大きなプロペラがついていて、そのプロペラはとてもゆっくりと回ります。飛んでいるというよりは浮いているといった表現がふさわしいほどゆったりと飛行していました。初めて見る私には驚きでした。
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画像がボケてしまいましたが、すぐ目の前をゆったりと飛行するインドア FF 機にとても魅力を感じました。このような飛行機にラダーだけコントロールする装置をつけても面白かなと思うのは私だけでしょうか。
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栗田さんはダクテッドエアーサーファーと新作の黒い飛行機を持ってきました。エアーサーファーは個人的に大変興味のある楽しみにしていた飛行機の一つです。飛行機の上部に取り付けてあったダクテッドファンは今回胴体後部に移動してきました。
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オリジナルのエアーサーファーと並べてみましたが、オリジナルサイズでの R/C 化を考えていた私には、現物のあまりの小さにショックを感じました。中央部に配置されたサーボからリンケージロッドで翼端の動翼をコントロールするようになっています。重量は 180g ほどあるということです。
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実際の飛行は大変難しいようで、重心位置の調整等、鈴木さんと一緒になってセッティングを見直していました。
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大変安定した飛行をしているように見えますが、旋回時に大きなバンクをするとそのリカバリーが困難なようでした。本来のエアーサーファーの飛行を考えると、できるだけ軽量に仕上げる必要があるのではないかと感じました。私も作りたい飛行機の一つなので、何とか飛行を成功させてほしいと思っています。
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大野さんの新春恒例のフライトです。 2000 年新春フライトのときから始めたのもので、飛行機もずいぶん長持ちしています。いつ見ても素晴らしい作りの飛行機です。
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井上さんも久々の参加です。普段は屋外でエンジン気を飛ばしているようです。今日の風の強さで急遽インドアに変更しての参加?でしょうか。独特の 1 スティック送信機でのフライトです。
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井上さんの WESPE も快調に飛行していました。
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羽場さんの赤い翼の飛行機は新たに作ったもので、今回は 145mAh のリチウムポリマー電池を搭載してきました。
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バルサ和紙貼りでプロペラも自作です。残念ながら私は飛ぶところを見ることができませんでした。いつも独創的な飛行機作りには感心してしまいます。
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羽場さんの 2 モーター無尾翼機も快調に飛んでいました。
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鈴木さんもいろいろと飛行機を持ってきました。中でもスピットファイアーは広い体育館を所狭しと飛び回っていたようです。私が飛ばしている間にモーターがうなりを上げて飛び交う音を聞きました。いつも奇抜な飛行機に驚かされていますが今年もどのような飛行機を作るのか目が離せません。
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白石さんの Stubenfliege も名機にふさわしく、安定した飛行でした。
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いつも新作機を作り続けている城田さん。今回も 3 機のうちの 1 機が新作の複葉機でした。新作複葉機は初飛行にもかかわらずとてもよく飛んでくれました。いつものパターンで私が操縦し、城田さんはビデオの撮影です。城田さんいつになったら自分で飛ばすの?
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本井さんの新作 30g マグネットアクチュエータ搭載機です。このところ電子回路の組み立てにのめりこんでいるようで、お正月休みにはスピコンを作ったり、 DC/DC コンバータを組み立てたりしていたということです。肝心の 30g 機は十分なパワーで飛びましたが、ラダーが効かないと騒いでいました。
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本井さんは見学者から質問攻めにあっていました。きっと自分がいままで歩んできたことを詳しく伝えたんでしょう。これでインドア人口がまた一人増えそうです。飛ばす時間が少なくなってしまったようでしたが、本人は嬉しそうでした。
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私は A-1 1 号機、 2 号機ともに赤外線受信機を搭載しました。陽の当たる場所を飛行機が通過するときにやはり動作が乱れ、陽のあたる側のブラインドを降ろしてもらって飛行を行いました。改めて 45mx36m の広さがあることを確認しました。天井の高い体育館ですが、どこを飛んでいても問題なくコントロールすることができました。広い体育館では壁面及び天井等からの反射によるコントロールがほとんど効かないことを確認できました。常に送信機を飛んでいる飛行機に向けておく必要があります。 1 号機は 0.76g の赤外線受信機を搭載して全備重量 18g 、 2 号機は 1.5g の赤外線受信機を搭載し、 45mAh の Li-Polymer 電池を搭載して 11.7g での飛行でした。
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