第 48 回横須賀 Indoor-plane 飛行会

開催:2003/02/21 17:00-21:00 横須賀市南体育館

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 久しぶりに南体育館での飛行会でした。 7 名の参加者中 3 名 5 機が赤外線送受信機による飛行でした。赤外線による飛行機の全てが南体育館の広さ(バスケットボール2面・バレーボール3面)で問題なく飛ぶことが実証されました。自作可能な赤外線システムの登場で今後赤外線を搭載した飛行機が増えそうです。そうなると同時飛行ができる赤外線システムの必要性を感じます。そこで少し前から変調周波数を変更しての赤外線による同時飛行の可能性を確かめる実験を始めました。公開できるような成果が得られるといいと思っています。今回もいつものように情報交換も盛んに行われ、先輩からは飛行機の作り方についてのアドバイスをいただくなど有意義で和やかな飛行会でした。本井さんのホームページには既に速報が掲載されていますので併せてご覧ください。
画像をクリックすると拡大画像でご覧いただけます。

IR transmitter を手にして操縦中の山尾さん。今回は Thistle と Flutterby の 2 機とも IR receiver 搭載機です。 Flutterby には IR receiver IRXS300 を新たに搭載してきました。
南体育館はかなりの広さがありますが両機とも全く問題ない飛行をしていました。受信機の変更と搭載電池の変更でかなり軽くなり、以前にも増してゆっくりとした飛行でした。 140mAh Li-Poly 電池を搭載して全備重量が 40g ほどになったそうです。
3 channel IR receiver IRXS300 (3 sensors) + 2 magnet actuator drivers + 2 Micro-Mag 100ohm coils.
3チャンネル赤外線受信機にマグネットアクチュエータドライバを 2 組搭載し、 Micro-Mag の 100 オームアクチェーターをドライブしています。受信機には赤外線センサーを 3 個つけています。
受信機を下からみたところです。両脇に向けて二つのセンサーが取り付けられ、真中のセンサーは後方に向けられています。軽くなるようにセンサーは余分な部分を削り落としてあります。
大野さんも久しぶりに参加して、きれいなフォルムの飛行機を飛ばしていました。
羽場さんの飛行機もとても素晴らしい出来栄えです。いつもその製作技術にはただただ感心するばかり。
撮影しそびれてしまいましたが、新作の無尾翼機には自作の折ペラが取り付けられていました。何度かの修復でバランスが崩れて飛行機が振動しながら飛んだといっていましたが、素晴らしく軽い折ペラに仕上げてありました。
横須賀への参加は久しぶりの香田さん。 KP00 を搭載した飛行機も今なお健在で、今回は 140mAh の Li-Polymer 電池を搭載して少し軽量になったそうです。 Dynamics Unlimited のマグネットアクチェーターシステムを搭載しています。
相変わらずとてもよく飛んでいました。以前より軽くなったので飛行速度も今までより遅くなっていました。
新作機の宣言をしてからかなりの時間が経過しています。次なる飛行機はどのようなものか、今から気になるところです。
このところ毎週開催されていた飛行会に精力的に参加している鈴木さん。短期間にかなりのテスト項目をこなしてきました。今回も多くの飛行機を持ち込んでエネルギッシュに飛行調整を行っていました。このところ特に FunFly に夢中のようです。
私の FunFan と鈴木さんのエアーサーファー機が一緒に写っています。
本井さんの IR receiver IRXS300 を搭載した Sora-1。既に前回の飛行会で問題なく飛んだので、本人は余裕の笑顔です。今回の広い体育館でも問題なく飛行していました。
IR sensor は翼後縁の上下に 2 個セットしてあります。センサーそのものは不要な部分を削り落として軽量化してあります。
いつも飛ばしなれている飛行機はなにやら不都合があったようです。どうしたの?と聞いたら、ちょっと!というだけでその飛行を見ることができませんでした。 5 週にわたる連続の飛行会に少々疲れてきたかな?
私が持ち込んだ 9.1g の IR receiver IRXA202 搭載 "A-1" 2 号機と 6 個の IR sensor を搭載した FunFan。飛行中の姿勢変化が激しい FunFan に上下前後左右に IR sensor をとりつけて、赤外線によるコントロールの可能性を確かめてみます。受信機は IRXS300 のプログラムにフェイルセーフ機能をもたせたものを搭載しています。
潮風アリーナの高い天井に慣れてしまったため、久しぶりの南体育館の天井が低く感じます。軽くなった飛行機は自在に飛んでくれました。垂直ホバリングも十分な余裕があります。 3x140mAh Li-Polymer 電池を搭載していますが、間に合わせのスピードコントローラーは思うようにスロットルワークに追随してくれません。ちょっと飛ばしにくい感じがするので次回までに自作することになりそうです。
ロール、背面、連続ループ、ホバリング等何でも余裕でできます。軽さとパワーの両立は素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれました。赤外線での飛行も問題ありません。
調子にのって飛ばしていて、ついうっかり送信機を飛行機に向けるのを忘れてしまいました。一定時間信号が途絶えるとスロットルがオフになるように受信機にプログラムしてあります。背面飛行中にそのフェイルセーフが働き、そのまま背面着陸してしまいました。大事なプロペラを折ってしまったのは言うまでもありません。激しい動きの飛行機でも赤外線システムによるコントロールが可能であることを実証できました。
9.1g まで軽量化した A-1 2 号機には 0.2g magnet actuator を搭載しています。非力なマグネットアクチュエータで旋回できるか心配でしたが問題なくコントロールできました。以前はトルクが大きかったのでスティックを一コマ動かすだけで旋回していました。緩やかな旋回のときはチョン打ちをしていたのですが、今回はトルクが少なくなったのでその必要もなく微妙なコントロールができるようになりました。以前より広い舵角範囲を使って飛行できるようになったので、今回搭載したマグネットアクチュエータのほうがマッチしているようです。

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