第 52 回横須賀 Indoor-plane 飛行会

開催:2003/07/21 13:00-17:00 三浦市潮風アリーナ

[Previous] [Next] [Gallery Index]


 お天気が不安定で飛行会の開催中に豪雨があり、普段はとても明るい館内も突然真っ暗になって照明を点けてもらうという状況でした。大変蒸し暑い飛行会でしたが久しぶりに広い会場での飛行会ということもあり、大勢の参加者と見学者でにぎやかな飛行会となりました。

 多数の機体が参加しましたが、情報交換に話が弾みついつい撮影を怠ってしまいました。ということで今回もすべての画像を収録することができませんでした。そこで収録できなかった人たちの情報を少しご紹介します。

 緒方さんが 2 機の Piccolo を持ってきました。フライトシミュレータで練習した効果絶大で、初めて対面ホバリングができたと喜んでいました。帰りに、今あるところで話題担っている CD-ROM に使われているブラシレスモーターを見せてくれました。とても魅力あるモーターで今後インドアプレーンの世界でも使えるのではないかと密かに期待しています。皆さん CD-ROM とハードディスクを処分するときは中のモーターを捨てないようにしましょう。

 香田さんはお気に入りのアクチュエータ機を持ち込んで飛ばしましたが、どちらかというと次の機体を作るための情報収集が主な目的のようで、準備中のモーターユニット等機材の一部を持ち込んで見せてくれました。鳥人間コンテスト(滑空機部門)に参加するグループでお手伝いをしているとのことで、砂丘でテストフライトをしているところのビデオを見せてもらいました。一段落したら新作機が見られそうです。

 堀越さんはアウトドアで飛ばす翼端投げのハンドランチグライダーを持ち込んで飛ばしていました。空撮デジカメの電子シャッターについての相談を受けましたが、カメラによってシャッターの切り方もいろいろあるとお思われるので残念ながらお力になれませんでした。

 本井さんは電子回路の組み立てに忙しく、飛ばしなれた黄色い飛行機を飛ばしたものの、情報収集に時間の大半を費やしていました。いろいろ新しいことに興味を示し、一生懸命取り組む姿勢にはいつも感心しています。飛行会で半田付けの実習をやりましょうか?

 山尾さんは赤外線システム搭載機 2 機を持ち込みましたが、 Thistle は残念ながらコントロール不能からかなりひどく壊れてしまいました。高速で飛行する機体への赤外線システム搭載はデッドポイントを十分に考慮する必要があるので、どちらかというと速い飛行機には RF システムを、ゆっくり飛ぶ飛行機には IR システムをといった分け方をするのがいいかもしれません。超軽量な飛行機を製作するための部材もそろえているようで、そろそろ新作機の製作に取りかかるようです。

 私は TINY と A-1 を持ち込み、 A-1 は新たに作った超小型のジョイスティックを搭載した小型赤外線送信機で飛ばしてみました。指向性が強いので今まで以上に飛行機に向けながらコントロールする必要がありますが、赤外線受光素子一つしか搭載していない飛行機でもほぼ満足なコントロールができました。前回 CO2 チャージャーを忘れてテストすることができなかった CO2 モーター搭載機の A-1 1 号は、今回チャージャーの具合が悪くボンベをセットするときにガス漏れが発生して念願のテストフライトができませんでした。この飛行機にはゴム動力インドア機に搭載予定の受信機を載せていましたが、すでに石川さんの飛行機が R/C 装置を搭載できるまでに仕上がっているため、送受信機のテストはゴム動力機に搭載して行うことにしました。次回の飛行会で送受信システムを石川さんにお渡しする約束をしました。

 超小型のジョイスティックといえば、今回見学にきた前田さんがポケットからジョイスティックを取り出してこれですか?と見せてくれました。なんと全く同じものだったのです。電子関係の仕事をしていることから調達も難しくないということだったので、早速数人が超小型ジョイスティックの調達をお願いしました。見せていただいたジョイスティックはちゃっかりと私がいただいてしまいました。前田さんありがとうございます。


画像をクリックすると拡大画像でご覧いただけます。
山口さんは普段京都にお住まいということですが、実家が会場に近いことから時々参加されます。今回は 4 機ものインドアプレーンを持ってきました。その一つがこれ。ビットチャージーのメカを自作の "Lil' Skeeter" に搭載してきました。送信機のアンテナを改造してありますが、通達距離においては問題ないようでかなりの距離でもコントロールできていました。ラダーはプロポーショナルではなく右か左のみ。
画像右側の飛行機は千石のジャンクモーターに U80 プロペラを装着したダイレクトドライブで RFFS100 受信機を搭載し、自作のアクチュエータコイルをドライブしています。 20g ほどの全備重量だそうですがややパワーが足りないということでした。モーターはたぶん私の Push-E に使っているものと同じではないかと思います。
こちらはとてもよく飛んでいました。 GWS の受信機とサーボの組み合わせです。レイノルズのカラーラップを貼ったということです。透明を使うよりとてもきれいでいいですね。丁寧に作られていました。
KP00 を搭載したプッシャー機でとても小さな飛行機ですが、受信機が他機と共用のため、撮影時点では受信機が搭載されていませんでした。今回は残念ながら飛行をみることができませんでした。
羽場さんのロバン RD400 です。いつみてもすばらしい仕上がりに感心してしまいます。
とてもすばらしい飛行です。
スケール機を飛ばすにはそれなりの操縦技術も必要で、羽場さんはすべてにバランスがとれています。
こちらも羽場さんの飛行機です。おもちゃの戦車に使っている 27MHz の送信機を改造して使っていました。戦車の操縦と違い飛行機のコントロールはちょっと難しいようですが、こちらもとてもよく飛んでいました。
羽場さんの絶妙なコントロールに皆感心してその飛行を見守っています。
石川さんのインドア F/F 機です。 3 機の飛行機を持ってきました。新たに作ったトルクメーターも見せていただきました。
今回は広い会場で R/C 装置を搭載するための最終調整をしていました。すばらしい飛行で仕上がりも上々のようです。いよいよ R/C 装置を搭載できる段階になりました。ラダーも可動できるように加工されていました。主翼のオフセットが前回より少なくなっていました。
楽しそうに会話が弾んでいますが、どのよう話が交わされているのでしょうか。
城田さんは今回も新作機 2 機を持ち込みました。今までに驚くほどの飛行機を作ってきましたが、保管が大変なんじゃないかな?まあよけいな心配はこのぐらいにして今回も私がテストパイロット役をさせていただきました。
いざ飛ばそうとしたときにプロペラの先端が胴体に当たっていることに気がつきました。調整ではうまくいかず、結局プロペラの先端をカットして飛行に望みました。初飛行は問題なく飛んでくれました。少々癖のある飛行でしたがコアレスモーター 2 機のパワーも十分でした。
こちらは 20g ほどのとても小さな飛行機です。エレベーターは固定でスロットルとラダーのみでコントロールします。
エレベーター固定の飛行機はモーターの出力を調整して上昇と下降をコントロールするのでモータースラストのセッティングが要となります。離陸はするものの、モーターのダウンスラストが足らないためか離陸後の頭上げがひどく飛行を継続することができませんでした。
このところ順調に飛んでいることから永野さんは家族そろっての参加です。今回は翼材に1ミリのスチレンペーパーを使っていました。バルサの翼より少し重くなったそうです。
問題なく飛んでいるかに見えましたが、下降時に主翼が折れ曲がる現象がみられました。主翼の剛性がやや不足しているようです。ほかにもう一機飛ばしていましたが、見そびれてしまいました。
飯村さんの飛行機です。いつも狭い体育館で窮屈そうに飛んでいましたが、今回はのびのびと飛んでいました。別にもう一機スチレン製の飛行機も飛ばしていました。
鈴木さんは今回もたくさんのテストをこなしていました。赤外線送受信機によるテストもしていました。細かい情報を聞くことができなかったのですが、それなりの成果が得られたようです。
まるでハンググライダーが飛んでいるようです。そばで飛行をみながら話をしていたら、鈴木さんは昔自らハンドグライダーで飛んでいたそうです。このタイプの飛行機の操縦原理についてはお手のものだったんですね。
こちらもよく飛んでいました。精力的に多くのテストをこなしていく姿勢に頭が下がります。

[Previous] [Next] [Gallery Index]
2003/07/23 inserted by FC2 system