第 54 回横須賀 Indoor-plane 飛行会

2004/01/04 三浦市潮風アリーナ

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 2004年新春の飛行会ということで大勢の参加者でにぎやかな飛行会でした。久しぶりに大野さんが顔をみせにきました。昨夏自分で修復した 60 年も前のプライマリーグライダーに乗って車山で飛んだ話を聞き、感動してしまいました。今回の飛行会でも情報交換が盛んに行われました。

 本井さんのホームページにも飛行会の模様が掲載されているので併せてご覧ください。


今回は大きな画像のまま掲載してみました。

いつも横須賀の飛行会でお世話になっている主催者の山尾さん(左)と今回初めて参加されたお友達です。山尾さんの Flutterby を操縦していました。

前回まで赤外線受信機を搭載していましたが、今回は RF 受信機に積み替えてきました。太陽光線が体育館に射し込む状況では使用するセンサーによってコントロールが乱れることがあります。

今回は RF 受信機を搭載しているので全く心配なく飛行することができたようです。

いつも大きな飛行機を持ち込む森崎さんです。

森崎さんの飛ばし方はとてもおおらかです。

Stubenflege ですがフィルムは貼り替えてあります。

オーナーは白石さん。久しぶりの参加です。白石さんは長い期間をかけて製作しているビッグスケールのパイパーカブを今年こそ飛ばしたいと話していました。

城田さんの飛行機です。

この飛行機はマグネットアクチュエータでラダーとエレベータをコントロールしますが、普通のマグネットアクチュエータとはコントロールの方式が違い、コイルのなかをマグネットが前後に移動して動翼をコントロールするように改造されていました。

東京の中野から電車で出かけてきた城田さんです。いつものようにパイロット役は私、作った当人はビデオ撮影専門です。いつもスケール機を作ってくるので飛ばすのにとても神経を使います。今回も何とか無事に飛行させることができてほっとしました。

永野さんの新作機です。本井さんが作った飛行機の影響を受け、胴体はストローでできています。赤外線システムで操縦する飛行機で、今回新たに調達した軽量な Li-Polymer 電池を搭載し、 30g 弱という今までになく軽い飛行機が完成したと言うことです。

この飛行機には独特なマグネットアクチュエータが搭載されていました。 2 個のコイルと 3 個のマグネットを使い、お互いのコイルの反発力によってマグネットの位置を制御します。難点は両方のコイルに常時電流を流すことになるので、通常ニュートラル時には電流の流れないマグネットアクチュエータより電池の負担が大きくなってしまいます。

いつもいろいろと工夫をこらした飛行機作ってくる永野さんです。ゴム動力のプロペラを付け根の部分だけ使ってその先にスチロールのブレードがつけてあります。

小回り旋回ができないもののきちんとコントロールできていました。

こちも永野さんの飛行機で RF 受信機を搭載しています。とてもよく飛んでいました。

本井さんから受信機のエッチングパターンをもらって大喜びの香田さん。このあと本井さんはすかさず「あげるから受信機ができたら 1 台ちょうだい」と言っていました。

香田さんは赤外線システムを搭載した Flutterby を持ち込みました。

モーターユニットを小さなページャーモーターに変更してきましたが推力がちょっと足らなかったようです。

前田さん(中央)は製作途中の飛行機(ファンフライ)を持ち込んでインドアプレーンの飛行をみながら最後の仕上げを行いました。完成後のテストフライトに私も送信機を握らせてもらいました。いざ離陸をさせてみると普段広いと感じていた潮風アリーナがとても狭く感じました。このクラスの飛行機をインドアで飛ばすにはかなりの慣れが必要です。

こちらは今話題のアウトランナーブラシレスモーターとコントローラーです。前田さんに見せてもらったもので、最大で 550g の推力が出るそうです。 10 インチのプロペラがついていますが、手に持って回してみたらすごいパワーを感じました。少し遠ざかっている間に屋外機のパワープラントもずいぶん様変わりしているのに驚きました。

Styrofoam 機の集合写真です。全部赤外線システムを搭載しています。本井さんと私の飛行機を並べてみました。主翼に丸みがあるのが本井さんの飛行機で翼幅 390mm と 320mm 、矩形翼が私の飛行機で翼幅 315mm と 270mm 。本井さんは FET ドライブの赤外線受信機が正月休みに完成し、早速搭載してきました。私の飛行機はどちらも今日が初飛行、手前の飛行機はリニアアクチュエータを搭載しています。左の飛行機は全備重量 9.7g です。 Styrofoam の加工性もよく思いのほか軽量で適度な硬度もあり、今後飛行機作りの素材として大いに使っていきたいと思います。どの飛行機もよく飛びました。

本井さんは新型受信機の完成に気をよくしていました。気持ちにゆとりがあるのでしょうか、いつになく飛行機がよく飛んでいました。

受信機の部品の半田付けにもだいぶ慣れてきたようです。こちらは別の角度からのショットです。

軽量な E-Tec80 電池を調達したことがきっかけで、元旦と翌日の二日間で仕上げた飛行機 WD2 の初飛行です。 6mm のページャーモーターを 60:9 でギヤダウンし 4x2 のバルサプロペラを装着しています。 全備重量が 9.7g で仕上がりました。翼幅 270mm 、翼面積 2dm2 という小ささで、翼面荷重は 4.85g/dm2 。フルスロットルでも 160mA と消費電流も少なく、ハーフスロットルで水平飛行ができるほどパワーに余裕がありました。リニアアクチュエータを搭載したもう 1 機の "WD1" もモーターのダウンスラストを増やして快調に飛行しました。


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