第 54 回湘南スローフライヤークラブ飛行会

2004/05/23 藤沢市片瀬しおさいセンター

[Previous] [Next] [Gallery Index]

 今回飛行機を持参したのは 3 人でしたが、大勢の見学者でにぎわいました。石川さんはゴム動力インドア R/C 機に Kokam 20mAh の Li-Po 電池を搭載してきました。本井さんは飛ばし慣れた Minnie と Lil' Minnie を持ち込みました。私は A-6 と今回初飛行の LS-1 を持ち込みました。全員が赤外線を使った飛行機です。飛ばす飛行機の数が少なく、新たに参加予定の鈴木さん(現在赤外線送受信機を制作中)を交えて技術情報の交換に花が咲きました。

 本井さんのホームページにも飛行会の模様が掲載されているので併せてご覧ください。
今回は大きな画像のまま掲載してみました。

飛行会風景です。片瀬市民センター体育館はとても明るくて天井も高く、周囲の出っ張りも少ないのでインドアプレーンを飛ばすのに向いています。

石川さんのゴム動力 R/C 機です。前回まで電気浮きに使うピン型リチウム電池を電源に使用していましたが、今回は Kokam 20mAh Li-Po 電池を搭載してきました。

Li-Po 電池に変更して電圧が高くなったことと、電池の内部抵抗が低くなったのでラダーの切れもよくなりました。電池も以前より軽くなったことで、翼面荷重も 0.7g/dm2 と驚くほど軽くなりました。

ラダーにマグネットアクチュエータが取付けられている様子です。

動力用のゴムを含めた全備重量は約 7.5g になります。

ゴム動力インドアプレーンのテイクオフは低い位置から行われます。これは天井までの高さを稼ぐためです。

石川さんが手にしているのは赤外線送信機です。今回は飛行機のプロペラスラストを変更してまっすぐ飛行するように調整してあり、送信機からのコントロールで左右に旋回できるようにしてあります。

バレーボールコート一面ほどの広さの中で旋回できる性能を持っています。ゆったりとした飛行はとても優雅です。

もう少し小さめの飛行機に R/C 装置を搭載すると狭い体育館の中でも自在にコントロールできそうです。

本井さんの Lil' Minnie 。全備重量 9g の飛行機です。飛行機の大きさの割に驚くほどの推力があります。

本井さんはこのところページャーモーターを使うことで一気に軽量化を果たしています。手にしている飛行機を見ると Lil' Minnie がいかに小さいかがわかります。

飛行もとても軽快で、今までのノウハウが詰め込まれた完成度の高い飛行機になっています。赤外線送受信機によるコントロールです。ほかにも Minnie を飛ばしていました。

A-6 と LS-1 を比べてみました。 LS-1 は翼幅 122mm (4.8")、A-6 は翼幅 306mm (12") です。

この LS-1 は全備重量が 1.78g です。胴体は内径 2mm のバルサ巻き胴です。3チャンネル装備の飛行機で、アクチュエータのマグネットに 1mm 角のものを使っています。主翼は着脱式で、取付け迎角を調整できるようにしてあります。受信位置は主翼前縁から 50% 位置に設定してあります。

心配した初飛行も問題なく飛んでくれました。翼面荷重が 3.65g/dm2 とインドアプレーンにしては少なめですが、飛行機そのものがとても小さいので、飛んでいるときに多少スピード感があります。軽量化のみを追求した飛行機ですが、初飛行で 8 分 21 秒の飛行時間を記録しました。今後更に軽量化した飛行機を作りたいと思っています。

[Previous] [Next] [Gallery Index]
2004/05/24 inserted by FC2 system