ウルトラマイクロサーボをエレボンに使う場合の舵角調整

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ばらつきの多いウルトラマイクロサーボをエレボンに使うときの調整方法
 使っている方はご存知と思いますが小さくて軽い反面、ニュートラルが甘い、左右の舵角が違う、動作スピードに違いがある、初期不良が多い等いろいろ問題もあります。一つずつ使う場合はそれほど問題にはなりません。

 9g サーボは現在手元に 8 個あります。旧 UNION Model のもの 6 個と今回 OK Model から出ている 1.4kg トルクのもの新たに調達した 2 個。
次の機体(エレボン機)を作る予定で OK Model のものを 2 個調達したわけですが、すべてのサーボで舵角も違えば動作スピードも違います。

 以前無尾翼のエレボンに旧 UNION Model のウルトラマイクロサーボを使ったときは、前記症状のほかに BEC 機能のあるスピコンを使っていたのですが、電池の使い始めとオートカットが働くころではニュートラルが大幅にずれる症状があり、とても使い物になりませんでした。
はっきりした原因はまだ分かりませんが使用するスピコンにもよるように思えます。

 今回の OK Model のウルトラマイクロサーボと schulze の slim-18be および slim-24be との組み合わせではニュートラルが目に見えてずれるようなことはありませんでした。
 また、動作スピードの違いは個体差なのでどうすることもできません。
 せめて 2 サーボの舵角差は合わせる必要があります。簡単に合わせるにはどうすればいいか。各サーボに付属の十字型のホーンを取り付けます。その時ニュートラルにあわせて取り付けます。お互いのサーボホーンを向かい合わせて適当なチューブ(私の場合はロッキーコネクタについてくるシュリンクチューブの細いほうを適当な長さに切って使用)をホーンの両側から差し込みます。エレボンにセットしてある送信機はエレベータを操作すると向かい合ったサーボは同方向に動きます。ニュートラル時のお互いのサーボケースの面にずれが無いようにニュートラル調整を送信機側で行います。ホーン部分を指で持ってエレベータを上下に動かしたあと、ニュートラルにずれが無いか確認します。次にエレベータアップにして同じように ATV で舵角を合わせます。ダウン側も同様に合わせれば 2 つのサーボの個体差が吸収できます。

 こんなことまでしなくていい信頼性のある超小型サーボが出てほしいですね。


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1998/03/15 inserted by FC2 system