出来のよくない Kyosho 400 ギヤダウンユニット

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Kyosho 400 用ギヤダウンユニット、安いのはいいが品質にばらつきが
 このギヤユニットをフロントマウント方式に変更するために分解したわけですが、不都合な点が 何個所かあります。

 まず構造を支えている前後のアルミ合金の板がプレスによるうち抜きで、面がかなり歪んでいます。メインシャフトを支えている軸受け合金の厚みがアルミ合金の厚さよりわずかに厚いためモータを取り付けるときに当たってしまい、そのまま取り付けるとモータ軸がやや斜めについてしまいます。解決するにはモータを取り付けるときに薄手のワッシャーを入れるか、軸受け合金の出っ張りを ヤスリで落とす必要があります。私は後者を選択しました。そのとき面の歪みに気がつきました。ピニオンギヤはモータの軸が入る穴と歯のある外側で若干センターがずれています。したがってメインギヤとの歯当たりにむらがあります。

 モータの取り付けは 2.6mm ネジを使いますが、通常のモータについてくるなべネジでは取り付け困難です。なぜならドライバが前面から入らないからです。ヒロボーのモータを購入すると六角キャップボルトと締め込むための六角レンチがついてきます。やむを得ずこのボルトを使いました。

 特筆すべき最悪事態は付属しているプロペラアダプタの粗悪さです。
軸穴径が 4mm シャフトに対してわずかに大きく、 1 カ所からセットスクリューで締め込む方式になっています。 4mm のシャフト側は一部分が削ってあってその部分にセットスクリューが当たるようになっています。締め込んだ後プロペラを取り付けて回してみたら何とペラの先端が二重に見えるほど偏芯して回ります。これでは使い物になりません。切り込みのところで締め込むとシャフトがプロペラホルダの奥まで十分に入らず、セットススクリューを締め込んだときプロペラホルダーのセンターがずれてしまいます。シャフトの削ってある部分を無視して一番奥までプロペラホルダを差し込んでからセットスクリューを締め込んだらだいぶよくなりました。知人に聞いたところ中には問題ないものもあるようです。ばらつきが多いということでしょうか。グラウプナーの 4mm プロペラアダプタを取り付けてテストした結果は問題ありませんでした。でも、このアダプタを使うとペラ軸の太さが違うので Kyosho の 9x6 プロペラを使う場合は穴を広げないと取り付けられません。


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1998/03/15 inserted by FC2 system