SYMPROP Indoor 2000 受信機

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SYMPROP 製 4 チャンネル超小型軽量受信機を入手
 この受信機は名前の通り屋内仕様になっているようですが、 200m 程度の到達距離があるということなので、それほど遠くで飛ばさないのであれば屋外使用も可能と思われます。

 FM 40MHz でケース付きクリスタル別の重量約 8g 。 X-tal をつけても 9g ほどしかありません。 Futaba R113F 受信機の 17g と比較して半分ほどの重さです。アンテナ線は 36cm と R113F 受信機の 49cm と比べてもさらに短いです。
ケースを外せばさらに軽くなるのではと思っていたのですが、実物を手にすると、ケースといってもシュリンクチューブを箱型にシュリンクさせたケースなので、外してもさほど軽くはならないでしょう。

 400 クラスダイレクトで使うことを前提に考えると、この受信機とウルトラマイクロサーボ 2 個で約 28g 、スピードコントローラに slim-18be を使えば、ケーブル、ロッキーコネクタを含めた重量が約 14g なので、合計約 42g という軽さです。 7.2V モータが約 74g 。6x3 折りペラが約 10g ということで搭載機材の合計が約 126g になります。 7 セル電池約 140g を加えて約 266g 。すばらしく軽くなりますね。機体を 100g ほどで作れれば、全備重量 370g 程度の電動飛行機もできそうです。

 重量から、翼面荷重を 30g/dm2 程度に設定すると、翼面積 12dm2 程度の機体が考えられます。 翼面荷重を 20g/dm2 程度に設定した場合は翼面積 18dm2 程度の機体となります。

 安心して屋外で使用できるかどうかの確認をするために受信機とウルトラマイクロサーボと電池を組み合わせたテスト用の仮組みボードを作り、距離テストしてみました。地上で送信機(Futaba FF8A)のアンテナを縮めて、どの辺まで動作するかを確認してみましたが驚くほどの到達距離があり、屋外での使用に問題ないと確信しました。
 また、この受信機のデコーダ出力は電源電圧と同一レベルなので、 Futaba R113F 受信機と schulze の slim シリーズの組み合わせの時のような不都合はなく、実際に slim-18be との組み合わせでモータのコントロール、ウルトラマイクロサーボ 2 個同時操作でのテストを行いましたが全く問題なく動作しました。

 近くこの最軽量の機材を組み合わせた 400 クラス電動飛行機を作りたいと考えています。

 余談ですが、この Indoor 2000 受信機、ケースをつけたまま黒のビニールテープでテストボードに止めて放置し、電動飛行機を飛ばしていました。気がついたら、熱さのためにテープを巻いたところだけケースが縮んでしまいました。


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1998/07/12 inserted by FC2 system