一つは手元にあったら便利なツールです。そこで早速近くのおもちゃ屋さんに出かけて聞いてみました。金属製はないが、タミヤのミニ四駆ピニオン抜きならあるといわれ、プラスチック製でしたがとりあえず購入してみました。しかし、どう改造しても 400 クラスのモータには使えそうもありません。それでも何とか工夫して 400 モータのピニオンに合うように加工して実際にためしてみましたが、各部の強度不足から結局使い物になりませんでした。
しばらくして大岩君が、アサミに金属製のものがあったといって調達してきてくれました。BACK DROP という 350 円とは思えないほどとてもよくできたツールです。
早速改造してみました。 400 モータ軸に合わせて軸の入る溝をヤスリで少し広げました。肝心のピニオンギヤが入る部分は幅奥行きともに狭いので、ピニオンギヤの厚みの分だけリュータで 1mm ほど広く削りました。つぎにハンドルのついたネジ部分を外し、リュータの刃(ミーリングの刃のように先端が平らな形)を外した穴から挿入してピニオンの歯底部が当たる部分のコーナーを鋭角に仕上げました。ピニオンを外すときに、ピニオンの歯がつぶれてしまうのを防ぐためになるべくコーナーを鋭角にしておいた方がいいのですが、もし仕上げることが困難な場合は、あとでピニオンギヤの角をヤスリで落としてあげれば問題ないと思います。
金属製で精度が高く、 400 モータのピニオンでも確実に外すことができます。画像のように 10mm のレンチを当ててハンドルを回すと楽に回せます。
これでミニ四駆用のピニオンギヤ・プーラーが立派に 400 モーター用に生まれ変わりました。
リュータで作業を行いましたが電気ドリルでも問題なく加工できると思います。