サーボアンプを利用したスピードコントローラの製作

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使わなくなったサーボのアンプ部を使って 2 セルから使えるスピードコントローラを製作
 図は E-Zonme に掲載されていたスピードコントローラの回路図です。私もこの回路を参考に作ってみました。古くなって使わなくなってしまったサーボがたくさんあります。その中から三和のミニサーボを分解し、アンプ部分のみを取り出しました。図の SERVO POT はサーボのものをそのまま使うことが出来ないのでなるべく小さい半固定抵抗に置き換えます。抵抗値は 2K-10KΩ程度のものを使います。サーボのモータに接続してあったリード線の片方を 1KΩ程度の抵抗を介して FET に接続します。このモータにつながっていたリード線 2 本のどちらに接続するかによってスロットルの向きが変わりますが、それより大事なことはスロットルを絞ったときにモータが止まるほうのリード線に接続します。もしその時のスロットルの向きが逆なら、送信機のリバーススイッチで切り替えます。あとは半固定抵抗でモータが回り始める位置を調整します。送信機側の EXP でスロットルハイ側を伸ばしてあげればスロットルがスムースに変化するようになります。

 FET は N チャンネルの適当なものが使えます。秋月電商で ON 抵抗の小さなものが安く調達できます。2SK2956 、2SK2936 あたりがいいと思います。 BEC 出力がありませんが、外付け部品がたった 3 個ですみますから是非作ってみてください。 FET の耐圧によって最大セル数が決まります。一般に市販されている BEC 機能つきのスピードコントローラは 6 セルから使えるものが普通です。中には 5 セルでもつかえるものもありますが、オートカットが働かないものもあります。したがって今回のスピードコントローラは 5 セルから 2 セルまでのスピードコントローラとして、受信機の電源とは別に使用する場合に便利です。また、半固定抵抗を固定抵抗に置き換えて、単純にモータの ON/OFF スイッチとして使うことも出来ます。モータグライダに使う場合はこれでも十分です。


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1999/04/01 inserted by FC2 system