Sky Hooks の受信機は約 3g と大変軽量ですが、他チャンネルとの混信が多く、大勢の人が集まる体育館ではチャンネル管理が大変です。 72MHz で使用していますが安心して使用できるのはハイバンドとローバンドの 2 波同時飛行ぐらいでしょうか。そこで何とか混信の少ない小型軽量な受信機がないものだろうかと思っていたわけです。今回 GWS から発売された受信機は、サンプルテストで隣接チャンネルの混信がないという情報を得ていました。大きさは Sky Hooks の受信機とほぼ同じです。この受信機、取扱説明書には重量 5.4g とありますが実測では約 7g あります。
JST コネクタへの改造と軽量化を図るのが目的です。 JST コネクタは一般のサーボコネクタとチャンネル間のピッチが異なります。 JST コネクタの方が厚みがあるので 4 チャンネル分のコネクタを並べるとそのままでは取りつけられません。インドアで使用する場合は通常 3 チャンネルしか使いません。ラダー(エルロン)、エレベータ、それにスロットルです。そこで 3 チャンネル分の JST コネクタを取りつける事にしました。幸い基板には新しく穴をあけるなどの必要もなく簡単に JST コネクタに改造できそうです。私の送信機は Futaba なので 1-3 チャンネルを使いますが、JR の場合は 2-4 チャンネルを使う事になります。どちらの送信機を使う場合でも信号ピンの結線を変えるだけなので簡単に改造できます。
改造した受信機は約 4.5g とかなり軽くなりました。 Sky Hooks の 3g には及びませんが他チャンネルとの混信がなければ申し分ない軽さです。
改めて Sky Hooks SHR-RX72 の説明書を見たら RF Input Bandwidth ±76KHz と書いてありました。GWS GWR-4P の説明書には Selectivity 10KHz/50dB と書いてあります。 40MHz 帯も 72 MHz 帯も隣接チャンネルとの間隔は 20KHz なので前者の受信機では混信しても仕方がないところです。説明書どおりの性能なら GWS の受信機は安価で素晴らしい受信機といえますが、実際に使ってみないとなんとも言えません。次回の飛行会で使ってみたいと思います。
改造には JST コネクタ 3 個と若干のリード線、半田等が必要ですが、改造に要した部品代はわずか 60 円ほどでした。