今回の改造は電池ユニットのみの改造なので、高価な送信機に手を加えることもなく気楽に改造できます。
電池ケースは 4 本のネジをはずすせば分解できます。電池ケース内部に小さな基盤があり、逆接続保護用のダイオードが組み込まれていて schulze の充電器では充電できないことがわかりました。今回はこのダイオードをジャンパするだけではうまくいきません。バッテリユニットをセットして送信機のスイッチを入れた時に充電中ならば電源が供給されないような保護回路も組み込まれています。
バッテリケースの中にある基板上の充電モニター端子へのパターン箔をカッタナイフで切り離したあとダイオード両端をジャンパー線で半田付けしてショートしました。改造した基板です。これで schulze の充電器で充電できるようになります。もちろん付属の充電器でも充電できます。電池ユニットをはずした状態でも送信機にセットした状態でも充電できますが、送信機にセットしたまま充電する場合は必ず送信機の電源スイッチを切った状態で充電するようにします。
今回の改造と同時に、電池を同サイズのタブつきニッケル水素電池に交換しました。電池容量は 1600mAh と Ni-Cd 電池の倍以上の容量です。電池ボックスにぴったり収まります。送信機のように比較的少ない安定した電流でドライブする機器への使用は効果的だと思います。 schulze の充電器で充電する場合は sensitive モードで充電します。 1C 程度までの電流で充電しても大丈夫なようです。ニッケル水素電池を組み込んで sensitive モード 1A で充電してみました。電池はほんのり暖かくなった程度でオートカットしました。実使用 5 時間半以上経過してもでもまだ電池容量が残っていました。
簡単な改造ですが改造についての責任は改造者本人にあることをお忘れなく。電池のショートに気をつけて作業してください。