せっかくですから、今までインドアエアプレーンを作って飛ばしてきた各種データが手元にあるので、それらの値が反映するようにオリジナルの計算式に少しの変更を加えました。飛行機のパラメータをいくつか入力することで、最小飛行速度、水平飛行に必要な推力、モータパワー、消費電流、飛行時間等を導き出すことができます。
飛行時間についてはできるだけ正確な値を導き出すため、電池の容量は実効容量を使います。例えばごく最近使い始めた 140mAh Li-Polymer 電池では、 A-1 に搭載して 220 - 250mA ほどで飛行しています。約 1.6〜1.8C のほどの電流値となり、この電流で使った場合に実際に使うことのできる容量は 95mAh ほどとなります。これは実際に使って得られたデータに基づくものです。
モータユニットの効率も計算結果に反映されますが、使うユニットによってかなり変わってくると思います。例えば、ビットチャージーのマイクロビー 1.6 では 8g/W ほどです。デジQのモータで 6g/W ほどになります。以上の 2 つのモータはかなり効率の悪い部類に入ります。
レイノルズ数も出るようになっていますが、こちらは勉強不足でよくわかりません。
最小必要スペースについては 3 秒間の直線飛行ができるスペースを計算しています。リビングルームで飛ばせる飛行機を計算式で導き出してみるのも面白いと思います。
複葉機等主翼が複数の場合、実効翼面積はそれぞれの翼面積を加えた 85% となっています。複葉機を作ったことがないので、オリジナルの計算をそのまま当てはめてあります。
厳密な答えを導き出すには無理があると思いますが、私の A-1 パラメータをインプットしてみると、計算結果は驚くほど一致しています。自分のインドアエアプレーンで計算してみるのも面白いと思います。
Indoor Flight Calculator の改変及びその掲載については www.RoomFlight.com の Larry Park 氏に事前の了解を得ています。なおこのページはファイルに保存してローカルでの計算も可能です。