タイトル画像でそれぞれの重量は、主翼(パイロンを含む) 4.0g 、水平尾翼 0.7g 、垂直尾翼 0.4g 、胴体のみ 3.5g で合計 8.6g になりました。仮組みしてみましたが、テールモーメントが 3 以上あるので胴体が結構長いですね。
垂直尾翼にコイルを取り付けてラダーにマグネットを取り付け、 OHP シートを極細に切り出してヒンジに使いました。垂直尾翼生地完成です。初めて作ったマグネットアクチュエータがきちんと動作してくれるかどうか心配です。
マグネットアクチュエータの操舵力がどの程度あるのかとても気になり、この状態でテストで書き込んだ PIC で早速動作確認してみました。スティックをいっぱいに切ったときの舵角からは申し分なさそうです。今回の動翼はマスバランスを採り入れませんでしたが、飛行中の風圧にも耐えられそうな感じがします。
そろそろ搭載するフラットパッケージの PIC にプログラムを書き込んでもよさそうです。
今回の飛行機には車輪がありません。垂直尾翼が胴体の下側につくので、着陸時にモーター付近を保護する対策が必要です。テイクオフは手投げとし、モータ取り付け部付近に竹ひごで簡単なソリをつけようかと考えています。また、バルサ翼なので視認性についてはそれほど悪くなさそうなので、フィルムは WES-Technik の手持ち最軽量透明フィルムを貼ろうかと思っています。
今回搭載予定の ギヤユニット(4.7g) は 23:12 で 2.67:1 のギヤ比になります。E-Chargers に搭載されているモーター(3.7g) が全く同じ物であることが後で現物を調べてわかりました。ギヤ比も全く同じでした。 KP00 ギヤユニットにユニオン U-80 プロペラを取り付けてリチウムイオン電池 1 セルで回してみると 9500rpm ほど回りました。実際にはスピードコントローラを介して回すことになるのでここまでは回らないでしょう。推力を測定していないのですが鈴木さんの E-Chargers モータのデータを拝借すると 12g 程度と思われます。
KP00 モータダイレクトで U-80 プロペラを装着して飛行機を飛ばしているケースもあるようなので、プロペラ回転数にそれほどの違いがなければ 1g の差は大きいのでテストしてみました。回転数は 9000rpm 以下、電流値は逆に多いという結果になりました。このモータ、やはりギヤダウンで使ったほうが効率がよさそうです。
KP00 と U-80 の組み合わせで飛ばすことのできる飛行機重量は、過去の仲間の製作事例と上記結果から 33g 程度なら飛んでくれそうだと判断したわけですが、今回の生地完成なら何とか目標重量に収まりそうです。
できれば軽いに越したことはないので、胴体の 3.5g は主尾翼取り付け付近を除いて角を少し削りこみ、もう少し軽くしたいと思います。また UNION の U-80 プロペラの 0.7g も大きさの割に重いので、時間があればファルカタ材等から削りだすことも考えてみます。