A-6 の初飛行

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2004/03/27 藤沢市六会市民センター体育館で初フライトしました
 1.48g/dm2 の翼面荷重は未経験の領域です。家の中でも数秒間は飛行でき、一緒に歩けるほどゆっくりと飛んでくれます。ただし自分が動いたときにできる周りの空気の動きが飛行機に影響を与えてしまいます。

 飛行機に電池をセットすると、バッテリモニタ LED が一瞬点灯します。バッテリモニタは電源電圧が 3.08V を下回ると点滅して知らせてくれますが、Kokam からは 2.7V 以下にならないようにと言われています。十分に余裕のある状態で知らせてくれるので安心して飛行を楽しむことができます。このバッテリモニタは、負荷電流が大きくて電池の内部抵抗により電源電圧が低下した場合にも点滅するので、いろいろな場面で便利に使うことができます。無理をして内部抵抗が高くなった 40mAh の電池を試しに繋いでテストしたところモータを回すとすぐに LED が点滅しました。

 飛行機は華奢なので持ち歩くのにも大変神経を使います。キャリングケースがないと外にも持ち出せません。丈夫な段ボールの箱でキャリングケースを作りました。

 A-6 に搭載した受信機は 3 チャンネルですが、エレベータは固定なのでリモコンケースを使って作った 2 チャンネルの送信機が使えますが、今回は PS コントローラを改造した 4 チャンネル送信機で操縦してみることにしました。

 RC AIR WORLD 誌の取材がありましたが、今回の第 52 回湘南スローフライヤークラブ飛行会は 2 時間の枠しかありません。 A-6 の取材にかなりの時間を費やしてしまったため残された時間が 30 分ほどになってしまいました。


A-6 flight movie 6.58MB 1min26sec

 早速フライトを行いましたが、モータユニットは十分すぎるほどのパワーがあり、終始ハーフスロットルで飛行することができました。 Kokam 20mAh リチウムポリマ電池の実力も十分で、予想を上回る滞空時間が得られました。バッテリモニタの動作も素晴らしく、電池電圧が 3V に低下したことを知らせる LED も飛行中にはっきりとその点滅を確認することができました。体育館天井付近の周囲に設けられた窓が開いているためか、空気の乱れが軽量な飛行機にその影響を与えました。

 飛行中左旋回に比べて右旋回がやや大きくなりましたが、バレーコート 1 面での飛行には全く問題のないコントロールができました。モータユニットにサイドスラストを付けていなかったのですが、若干サイドスラストを付けることで改善できそうです。 2 回のフライトを行い無事初飛行を終了しました。今回の取材記事は RC AIR WORLD 2004 年 6 月号に掲載される予定です。

 その後 A-6 の滞空時間をテストする機会がありました。第一回目のフライトでは 11 分 25 秒、第二回目のフライトでは 11 分 33 秒という驚くべき滞空時間を記録しました。バッテリの電圧が 3.08V を下回ってバッテリモニタ LED が点滅しはじめるまでの滞空時間です。


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2004/03/28
2004/04/08 滞空時間のテスト結果を追記 inserted by FC2 system