電動 FunFly 2 の自作

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電動 FunFly 2 号機を翼型を変えて作ることにしました


前回自作した FunFly 機はまだ一度しか飛ばしていないのですが、意外に速い機速なのには驚きました。もう少しのんびりフライトを想定していたのですがそうはいかないようです。
岸田さんの FunFly 機の飛行を見て、あの飛行なら比較的狭い場所でも Slow Flight ができそうに思え、クラーク Y の翼型でもう一機作ってみたくなってしまいました。
クラーク Y の翼型で自作するのは久しぶりなので、友人の大岩君に翼型をプロットしてもらいました。航研式の 12% 翼で、翼弦が 250mm 。翼厚は 30mm になります。

どのような機体にしようかいろいろ考えたのですが、最終的には岸田さんの機体にとてもよく似てしまいました。モーターの取付方法、電池の搭載方法等。岸田さん真似したようでごめんなさい。

重量も前回より軽くし翼面荷重も少なくしたいと思います。そうしないとスローフライトは無理?
前回の対称翼ではエルロンにサーボ 2 個を使いましたが、今回は重量軽減を強く意識し、 1 個で済ま せ、エレベーターに 1 個使い、合計 2 サーボとします。
また、Slow Fly ということでエルロン・エレベータの舵角は大きいもののそれほどトルクを必要としないだろうということで、軽さを優先し、今回はウルトラマイクロサーボを使用することにしました。
前回使用した Futaba S3101 サーボ 3 個と今回の UNION Model UM-9G 2 個ではその差が約 32g あります。前回の機体の全備重量が約 520g でしたから、単純計算で 488g で仕上がりそうです。
受信機のケースを外せば 8g ほど軽量化できるので、 480g にはなりそうです。できればもっと軽く仕上げたいと思います。

翼幅は前回と同じ 700mm とし、翼弦を大きくして翼面積を多くします。エルロンを含む翼弦 300mm で 21dm2 となり、 480g で仕上がれば、翼面荷重約 23g/dm2 以下でおさまる計算になります。エレクトラ 400 の翼面荷重約 21g/dm2 と比べても Slow Flight が可能と思われます。

翼面積が前回の 16.4dm2 に対し 21dm2 と 30% ほど大きくなるので主翼の重量を前回より軽く作るのは難しそうです。前回は主翼完成重量(サーボ除く)約 86g 、胴体完成(サーボ除く)約 46g 、合計約 133g でした。

主翼は軽くするためにノープランクとし、中央部のみ 1.5mm バルサで上下プランクします。
被覆フィルムで強度を持たせることにします。また、リブの数を極端に減らし、中央部左右 2 枚、中間部左右 2 枚、翼端左右 2 枚の合計たった 6 枚にしました。前縁側は半リブを 8 枚使用しています。また、主ケタは 3x5 のバルサ棒を上下に使用。前縁材は 6x8 バルサ、後縁材は 1.5mm バルサ 20mm 幅のものを上下に使用。

これで何 g 軽量化できるか計算できませんが、できれば主翼は 80g ぐらいで仕上げ、胴体は前回より 25mm ほど長くなり、バッテリを胴体下部からセットする方法にしたので軽量化はちょっと無理としても、同じ 45g ぐらいか 10g 増ぐらいででおさまれば、主翼完成+胴体完成の合計が約 125g-135g となり、その他の搭載機材合計約 347g 合わせても全備重量約 472g-482g になります。と、計算どおり仕上がればいいんですが...。

毎回のことですが、もっとも重要な重心位置を比較的簡単に調整できるよう、今回はバッテリースペースを大きくとりました。また、 7 セルの電池を主に使いたいと思っていますが、今回 8 セルの電池も買ったので、 7-9 セル程度の電池も搭載できるように工夫してみました。
電池はベルクロベルトで固定する予定です。


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