FunFly 3 の改良

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FunFly 3 号機を飛ばしているうちにいろいろ気になり改良を加えました


真夏の強烈な暑さの中での初飛行から 14 フライトほど飛ばしました。いずれもとても暑い中で...。

上部ハッチに空気取入口を設けたものの、真夏の太陽の照りつける中での飛行はモーターにとってかなり過酷です。また、今回のスピコンはモーターに直付けなので、モーターからの熱が伝わりスピコンもかなりの熱さになることがわかりました。
その結果スピコンが熱暴走して、飛行中に送信機のスロットルを絞っているのに勝手にモーターが回ったり止まったりを繰り返してしまいました。手投げ後5分ほど飛んでからで、サーボの動作は正常でしたが、降ろすに降ろせない状態が続きました。止むを得ずオートカットが働くまで旋回飛行を続け無事着陸させました。
人間も参ってしまうほどの暑さですから無理もないと思うのですが、これでは安心して飛ばすことができません。
再度上部ハッチに大きく開口部を設け、モーターの放熱対策を行いました。垂直尾翼下部に設けた空気の出口も片側のみから両側に変更しました。
この改善によって、熱暴走によるスピコンの誤動作はなくなりました。しかし、モーターの熱さはそれほど変わらない気がします。そこで、さらに放熱効果を高めるためモーターカンにアルミの放熱板を取り付けました。古い電気製品に取り付けられていた制御基板から取り外し、適当な大きさに切り取り モーターに合わせて曲げました。重心位置調整のために予め載せてあったウェイト 9g を取り除いて、 10g のアルミ放熱板を取り付けました。モーター取付け板を前面からみて、スピンナーの投影部分の外にわずかなスペースがあったので空気取入口も開けました。砂対策のためにモーター開口部にセロテープで目張りをしてありましたが、これも取り去りました。これである程度モーターの放熱については解決できました。その後の 6 フライトは、早朝と曇りの日だったのでモーター放熱の心配は全くありませんでした。

モーターの発熱は Kyosho ギヤユニットの効率にも問題がありそうです。どうも軽快に回っているとは思えない音です。中速域まではまあまあですがそれ以上ではとても軽快とはいえません。ギヤユニットを交換したい心境です。つい先日 QRP のギヤユニットを手に入れたので、取り付けられるかどうかフレームを機首部の内側から当ててみましたが狭くてだめでした。仮に取り付けられたとしても、折りペラをのためのプロペラホルダーが市販されていないので取り付け困難です。あとは Graupner FG ギヤユニットをフロントマウントに改造したものなら取り付けられそうです。あるいはベアリングを替えてためしてみるとか...。

ということで、早速 Kyosho のギヤユニットにベアリングを取り付けました。ついでにギヤ比も 1.71:1 から 2:1 に変更しました。見違えるほど軽快に回るようになりました。十分今まで以上に軽快な飛びですが、今まで使用していた CAMPROP 9x5 では中高域の引きが少し足らない感じがします。そこで FunFly 3 号機でも使用している Graupner 9x5 に取り替えてみました。その結果、中高域の引きがかなりよくなりました。

ある程度飛ばしなれてきたのでエルロンの舵角を増やしました。無尾翼機で胴体が大変短く、ロールはまず無理だろうと思いましたが、軸の通ったとてもきれいなロールができるのには驚きました。スパイラルダイブもまずまずです。しかしながら「まな板が飛んでるみたいだな〜!」の声に、なるほどと納得してしまいました。飛んでいる姿はとても妙な感じですが飛行安定は抜群です。が、やはり後退角のついた機体の方が格好いいですよね。ということで次の機体は後退角のついた無尾翼機を作る予定でいます。 FunFly 3 号機のとても安定した飛行に気をよくして、今度はある程度スピードの出る無尾翼機を設計してみようと思います。翼面荷重 30-40g/dm2 程度の...。


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