湘南スローフライヤークラブ第 1 回飛行会

[Next] [Index]
待ちに待った体育館での初めての飛行会を行いました
6 月後半から 7 月はじめにかけて日曜日の雨続きで、飛行機を飛ばすことができずストレスも たまっていました。体育館での飛行ではこのような天候の影響を受けないので、安心して飛ばすことができます。

1999 年 7 月 18 (日)。今回は「湘南スローフライヤークラブ」が発足してはじめての体育館が正式に利用できる日ということで、とても楽しみにしていました。 とりあえずメンバー 5 名でのスタートとなりましたが、発足間もないこともあって、メンバー全員が Indoor-plane を携えての参加というわけにはいきませんでした。 当日、雨も降らなかったのでいつもの舟地蔵で午前中フライトを行い、午後から体育館に出向いての飛行会となりました。

今回許可をもらったのは 12:00-15:00 の 3 時間。メンバーほか多数の見学者で、電動ヘリの飛び入り参加もあり、盛りあがった初飛行会となりました。緒方さんは "LittleBee" を、私は SlowFly Mini-plane 3 号機を持参しました。130SZ モーター搭載の Mini-plane 2 号機も飛ばすつもりでしたが、車の中で不注意から主翼を破損してしまいました。という訳でこちらは胴体だけ持ちこみました。 実はこの体育館、床面は地下2階に位置したところにあります。天井が地面の下ということになります。 照明施設がありますが、体育館の天井の両脇地上部分に大きな開口部があります。地下にあるとは 思えないほど明るい体育館です。関係者の話では、夏は湿度が高いので蒸し暑く、 冬は寒いのでそのつもりでいて欲しいといわれました。確かに、風がないためかかなり蒸し暑く感じます。しかし、われわれが真夏の炎天下で飛行機を飛ばし、冬の寒さの中で指をかじかませながら飛行機を飛ばすことを考えたら贅沢はいえません。

緒方さんの "LittleBee" は屋外で飛ばした時の度重なる脚破損から、バルサ製の脚をピアノ線に変更しました。使用ペラは WES カーボン 23cmx12cm 、受信機は PICO 3/4(7g) から超軽量な SHR-RX72(2.1g) に積み替え、サーボは WES の 3g サーボを使用。 電池は 8x50mAh ニッカド電池と 3x430mAh Lithium 電池で飛行状態を比べていました。前者の電池で翼面荷重が 5g/dm2 ほど。驚くほどゆっくりした飛びで、後者の電池では 9g ほど重く、電池搭載位置の関係で多少前重心となりましたが、全く問題なく飛行しました。 Lithium 電池での飛行は、電池を使い切るまでに至らず、どの程度の時間飛行可能かを確かめることが出来ませんでした。あらかじめ充電した電池を用意すれば、電池交換せずに体育館で 1 日楽しめそうです。 1 次電池のリチウム電池 3xCR2 でも飛ばしていました。こちらは使い捨てなのでランニングコストが高くついてしまいますが、全く問題なく飛んでいました。

私は Kekyence のモーターから WES のコアレスモーターに載せ替え、受信機も REX4 から軽量な SHR-RX72 に載せ替え、具合の悪かった 6g サーボを降ろして Mini-plane から外した 6g サーボを載せました。サーボのコネクターも受信機に合わせてマイクロコネクターに替えました。 使用ペラは自作グラス 23cmx12cm 。電池は 6x120mAh ニッカド(7.2V 37g)と 3x430mAh Lithium 電池(9V 39g)を試してみました。前者の電池搭載して飛行重量約 95g 。 翼面荷重が 8.7g/dm2 と大分軽くなりました。前者の電池で 2 フライトとも 10 分を超える飛行時間でした。 体育館の中で無風状態という条件もあるとは思いますが、コアレスモーターの効率の良さに驚きました。 後者の電池でも同様 3 フライトしましたが、前者の電池と比較して 2g 重いだけで 3 倍以上の時間飛行できるのには驚きました。

後日手持ちデータ−から算出してみたところ、平均消費電流 0.66A 、平均消費電力 4.2W 、平均プロペラ回転数 2600rpm で飛行していることがわかりました。翼面荷重も 5g/dm2 程度の機体でもう少し軽量な機体ならもっと少ない電力で飛んでくれそうです。

130 モーター搭載の機体でも体育館で飛ばせるかかどうかをテストするため、Mini-plane 2 号機の胴体に 3 号機の主翼を取りつけてテストしてみました。 145g の重量を支えるにはちょっと弱い主翼ですが、バレーコート一面の体育館でも問題なく飛ばせることがわかりました。 130 モーターでも Indoor Flight を前提に設計した機体なら十分飛ばせる広さだと思います。中にはこの 2 倍ぐらいの広さがあればいいなという声もありました。

体育館での画像は [ RC Planes Gallery (1999) ] でご覧いただけます。

とりあえず第 1 回目の体育館での飛行会は和やかに無事終了しました。


[Next] [Index]
inserted by FC2 system