MINI HELICOPTER "Hummingbird" の初飛行

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ボディも取り付けて家の中で初飛行を行いました。が...。
ホバリング中の画像からは大きさがわかりにくいですね。30 クラスのヘリだといっても判断がつきません。ところが この画像を見ればいかに可愛らしい大きさであるかがわかると思います。ボディを取りつけ、点検を済ませたあと家の中で初飛行を行いました。ボディなしで何度か浮かせていたので問題なく浮き上がりました。ところがホバリング中の画像をデジカメで撮影中に突然ローターの片方が吹っ飛んで、次の瞬間床に墜落してしまいました。えっ!どうして?ただホバリングしていただけなのに...。タイトル画像はその事故が起きる直前に撮影したものです。

飛び散ったヘッドパーツを集めてみたらなんと ローターブレードホルダーを支えているネジが抜けたことがわかりました。このネジは樹脂製の部品にねじ込んであるのです。ホバリング中にすっぽ抜けた感じです。飛んだブレードで怪我をしなかっただけ幸いです。しかしこんなに簡単に壊れてしまうパーツなんでしょうか。残ったブレードもテールパイプに当たったのか墜落したときの衝撃で傷ついていました。念のために残った方のブレードも外してブレードホルダーを支えているねじを取り外してみました。なんと すっぽ抜けた方のねじは 3mm も短いものが使われていたのです。樹脂部の穴にねじ込まれているネジ山の長さが少なかったわけです。画像の赤マークが吹っ飛んだローターブレードホルダーでネジ山の出っ張りがもう一方と比較してかなり少ないのがわかります。このローターヘッドは組立てられた状態でキットに入ってきたものです。なんと恐ろしい事でしょう。それにしてもボディをつけないでホバリングさせたときには何でもなかったのです。ボディの重さが 30g 増加したためにホバリング時のローター回転数が上り、その遠心力に耐えられなくなったためと考えられます。

再度アイソニックに電話を入れました。状況を説明したところ、現在はローターヘッドの構造が変っていて、多分少し前のキットを求められたのではないかということでした。過去にそのような事例はなかったので、原因を調べるため破損した部品を送り返してほしいということでした。代替部品はすぐにお送りしますという話しです。間違えば大事故につながりかねない重要部品なので、メーカーでの品質管理をもっときちんとしてほしいものです。

翌日ヘッド、ブレード、テールパイプ、スタビライザーバーが送られて来ました。見る限りヘッドは変ったところがありません。今度は規定の長さのネジがセットされていてきちんと樹脂穴の全長に渡りねじ込まれています。足らなかったカラーも別便で届いたので、メインマストを外して組みなおしました。やれやれです。

完成した "Hummingbird" の寸法を測ってみたらなんとキットの外箱に記載されていたデーターと大きく異なっていました。

"Hummingbird"
ローター径 (Main rotor diameter)

630mm (24.8")

全長 (Length)

590mm (23.2")

全備重量 (Weight)

630g (23oz)

ギヤ比 (Gear ratio)

8.8:1 (131:15)

受信機 (Receiver)

Futaba MCR-4AH(AM 40MHz) (55g)

サーボ (Servo)

Futaba S3101x3 (51g)

ジャイロ (Gyro)

Futaba G155 (26g)

モーター (Motor)

AIR SUPPLY AM-30 (110g)

バッテリー (Battery)

7x500AR (135g)


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