サーボは 3 個とも 9g のものに載せ替えられればある程度まとまった軽量化ができるのですが、スワッシュプレートをコントロールするエルロンとエレベーターのロッドが太く、 S3101 の貧弱なホーンにそのまま付けるのは抵抗があります。そこでとりあえずラダーサーボだけ載せ替えてみることにしました。サーボ取りつけ穴ピッチの違いを 埋め合わせる金具を 0.8mm アルミ板で作りました。S3101 の 17g に対して S3103 は 9g と 8g 軽くなります。後者のサーボの方が動きが速いのでジャイロとの連携もいいはずです。
サーボの載せ替えと強度のいらない部分のネジをプラスチック製に替えるなどした結果、全備重量が 550g までになりました。ひとつひとつのわずかな軽量化でも積み重ねが大きな効果として表れます。
早速家の中で浮かせてみました。ラダーサーボの動きが早くなったのでなかなかいい感触です。しかし軽くなった影響からか挙動が敏感で家の中でのホバリングは益々難しくなってきました。ラダートリム、レボリューションミキシングなどを調整しながら 2 パックの電池を使いましたが、狭い空間でのホバリングに緊張し、どっと疲れが出てしまいました。やはり広い体育館で飛ばすほうが楽ですね。
軽量化もそろそろ限界でしょうか。しかし 540 クラスの電動ヘリ(EPコンセプト)の改造記事を読むと、 軽量化へのこだわりは相当なもので、1g 軽くすると飛行時間が 1 秒延びるといいます。フレームの樹脂部分に多くの穴を開けて 5g 軽くすることができ、その結果飛行時間が 5 秒延びたという記事を読んで頭が下がりました。 7 セルの電池の単セルごとにシュリンクされている被覆を剥がして全体を軽量なシュリンクチューブでシュリンクしなおす記事にも軽量化へのこだわりを感じました。 1.3kg 以上あるヘリでさえ 1g 単位の軽量化に気を使っているのですから、私の軽量化への取り組みはまだまだ甘いことになります。
今後軽量化できる見通しとして、アルミテールパイプをカーボンパイプに変更できれば多少の軽量化が期待できます。アルミのテールパイプは外径 10mm 、長さ 332mm 、肉厚 0.5mm 、重量 14.5g です。同サイズのカーボンパイプに置きかえられれば 5-6g ほど軽くなる計算です。ただし代替カーボンパイプが見つかればの話です。エルロン、エレベーターサーボもコントロールロッドを工夫すれば 9g サーボへの換装も可能と思われます。スタビライザーブレードを少し軽くして運動性をアップすれば、こちらも軽量化に少しは貢献できそうです。
ごく最近、手持ちの 540 モーターに 14T のピニオンがついているのを発見しました。圧入タイプで外すのに苦労しましたが、このピニオンも Astro 020 に取りつけて試してみる価値はありそうです。 3.17mm 穴径でモジュール 0.5 のピニオンギヤってなかなかないんですよね。
ローター径 (Main rotor diameter) | 630mm (24.8") |
全長 (Length) | 590mm (23.2") |
全備重量 (Weight) | 550g (19.4oz) |
ギヤ比 (Gear ratio) | 8.8:1 (131:15) |
受信機 (Receiver) | GWS 40MHz 4ch (8g) |
サーボ (Servo) | Futaba S3101x2+S3103x1 (43g) |
ジャイロ (Gyro) | GWS PG-03 (8g) |
モーター (Motor) | ASTRO 020 (66g) |
スピコン (ESC) | KONTRONIK 3SLB 25-6-12 (42g) |
バッテリー (Battery) | 7x500AR (135g) |