"Hummingbird" 搭載機材の変更3

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GWS の圧電振動ジャイロ PG-03 を "Hummingbird" に搭載してみました。
前回までの軽量化で "Humminbird" の全備重量は 580g になりました。飛行時間も 3 分半は飛ぶようになったので結構楽しめます。今回はジャイロを Futaba の G155 (26g) から GWS の PG-03 (8g) に載せ替えて更なる軽量化を図りました。PG-03 ジャイロを手にしてみるとその軽さに驚きます。ケースを外せば更に軽くできるとう情報を聞いていたので、早速 中身を取り出してみました。心臓部の圧電振動素子は日本製でした。ケースなしで使えば 5g と信じられないほど軽くなります。圧電振動ジャイロを使うのは今回が初めてです。

コマジャイロはモーターを高速回転で回しているため結構大きな音がします。またジャイロの消費電流もばかになりません。消費電流が少ないといわれている Futaba の G155 でも 5V 駆動時約 40mA の電流が流れています。 PG-03 の消費電流はわずか 8mA 以下です。早速 PG-03 を手持ちの受信機とサーボに繋いでテストしてみました。音がしません。ジャイロといえばモーターの回転音がするものという感覚でいただけに本当にサーボの動きに反映されるものだろうか?と思ってしまいます。しかしジャイロにちょっと振れただけでサーボは反応しています。しばらくジャイロを使う機会がありませんでしたがエレクトロニクス分野の進歩に改めて驚かされました。

今まで搭載していたジャイロを外してそのまま載せかえられればいいのですが、センサーの向きが異なるためフレームの底面を利用できません。そこでバルサで作った台座をサーボフレームに取り付けて、付属の両面テープでジャイロを貼りつけましたが、取り付ける前にジャイロの動作方向を確認しました。G155 に備わっていた動作方向の切り替えスイッチがないので、必要に応じてジャイロの上下を逆さにして動作方向を切り替えます。 "Hummingbird" では このような向きになりました。ジャイロの右上の穴に緑と赤に光る発光ダイオードが、下の穴にセットアップトリマーが、左側の穴にはゲイン調整トリマーがあります。セットアップトリマーで緑と赤の発光ダイオード両方が点灯するように調整すればニュートラル調整が完了です。画像で両発光ダイオードが点灯しているのが確認できます。

ヘリコプターのボディ内部にジャイロが位置するため、ボディを付けたままゲイン調整ができなくなりました。とりあえずボディはつけない状態でジャイロゲインを中間にセットし、家の中でホバリングしてみました。きちんと働いているのが確認できましたが、狭いスペースでのホバリングではもう少しジャイロゲインを上げた方がよさそうです。少しだけトリマーを右に回して再度ホバリングを行ってみました。なかなかいい感触です。細かい調整は今度体育館で飛ばしながら行ってみたいと思います。

ジャイロを取り替えて全備重量が 562g になりました。このあたりで軽量化もそろそろ限界でしょうか。あとは軽量なサーボに載せかえるぐらいしかないようです。近いうちにラダーサーボだけでも S3103 に載せ替えてみたいと思います。重さでは 7g ほどの軽量化しか期待できませんが S3101 より動作スピードが若干速いのでジャイロとの相性が良くなるのではと思っています。


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