"mini-FunFan" の改造"

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完成したばかりの "mini-FunFan" を改造する破目に...。
完成した "mini-FunFan" を湘南スローフライヤークラブ第 8 回飛行会が行われた六会市民センター体育館に持ち込んで、感触だけでもと床面をタキシングさせてみました。ところが何度やっても直進してくれません。走り始めると左に曲がりながらクルッと回ってしまうのです。まるで氷の上を滑っている感じです。プロペラトルクの影響なのでしょうか。車輪を右に曲げようがエルロンを切ろうが全く操縦者の意思が伝わらないのです。単に床面を這い回る変な物体という状態です。

帰宅後いろいろ悩んだ末、単車輪だった前輪を2車輪に作りなおしてみました。尾ソリは左右の翼端につけていたのをやめて胴体中央下部に新たにつけました。家の中のカーテンをクッションにフロアで走らせてみましたが相変わらず左に曲がってしまいます。
垂直尾翼の面積を増やしたらどうだろうとか、垂直尾翼の位置をもっと後ろにしたらどうだろうとかいろいろ考えましたが名案が浮かばず、とりあえず垂直尾翼の後ろにタブをつけ、少し右に切れるように曲げて走らせてみました。こんどは比較的まっすぐ走ってくれます。もしかしたらモーターにサイドスラストを付ける事で解決できるのかもしれません。当初からの目標であるロール、背面飛行も行いたいのでサイドスラストをつけるのはやめ、ラダーを可動にする改造を行いました。

予備に買っておいた WES LS2.4 サーボを使い、垂直尾翼を分割してラダーコントロールを追加しました。 着脱式の垂直尾翼にサーボを固定したので、垂直尾翼とともにサーボも外れることになります(タイトル画像)。この改造を行った結果かなりよくはなりましたが、まだなんとなく素直にスティックについてきません。そこで尾ソリをやめて可動式の尾輪にし、ラダーと連動して動くようにしました。その結果面白いようにラダー操作に追随して曲がってくれるようになりました。この改造で重心位置も大幅に変わり、受信機、電池の搭載位置を変更しました。こんなに小さな飛行機に 4 チャンネル 3 サーボ装備と、それに伴う重量の増加等不本意な結果となってしまいました。

全備重量 57g(2oz) と重くはなりましたが次回の体育館でテストしてみたいと思います。プロペラについては静止推力を確保したいあまり、 15cm を 12cm に切ったピッチの強いプロペラを使いましたが、こうした使い方も反トルクの影響を大きくしていると思われます。山尾さんから 12cm のプロペラをいただいたのでこちらでも試してみたいと思います。

次の日にタキシングのテスト中、ラダー・ニュートラル時の直進性がいいことに気がつきました。どうして?どうも尾ソリが直進性を悪くしていたのではと考えられます。尾輪を付けたら飛躍的に直進性がよくなったように思えます。そこでバルサ単板の垂直尾翼をもう一度作って試してみました。なんとかなり直進性がよくなっています。もしかしたらラダーサーボなしでもいいかもしれません。広い体育館での直進性についてはどうなのか気になるところです。結局 2 種類の垂直尾翼を用意したので、どちらの方が具合いいか次回の飛行会で試してみたいと思います。


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