今回は Keyence のユニットに使われているギヤをそのまま使ってモーターだけを DC5-2.4 に替えてみました。
ギヤのモジュールは 0.4 でギヤ比は 5.4 です。モーターシャフトはどちらも 1mm なのでピニオンギヤもそのまま使うことができます。コアレスモーターのシャフトに圧入する場合、モーターの後ろ側にあるキャップを外して 3mm ドリルの刃の軸側を押し当てながらピニオンを圧入します。ベアリングホルダーはモーターマウント部分をカットして使いました。スペーサーとしてバルサブロックを使い瞬間接着剤で固定しました。モーターの静かさに加えピニオンが樹脂製のためかとても静かな回転です。 6x120mAh 電池での静止推力を測定してみましたが Keyece モーターと比較してはるかに少ない電流で同等の推力を得る事ができました。フルパワー時の電流は 0.8A と Keyence の時の 60-70% で推力は 56g とやや上回る結果となりました。プロペラ回転数は 4200rpm ほど。ユニットはモーターの重さの差(2g)だけ重くなり 12g になりました。
モーターを替えるのと同時に少し改造しました。機首部を 1mm バルサで発泡スチロールの上から貼ってみました。車輪も着脱式だったのを固定式にし、バルサの車輪も新しく作りなおしました。軸も 1.3mm のカーボンロッドにしてみました。Indoor 2000 受信機もコネクターを全部取り去って、サーボもケーブルを途中で切断し、直接半田付けしてしまいました。スピコンは slim-8e をそのまま使いましたが、こちらも受信機への接続ケーブルは直接半田付けしました。モーターユニットの重量増加とバルサの貼りこみ、車輪の固定等である程度の重量増加を覚悟しましたが、受信機への直接半田付け等により結果として全備重量 104g と以前よりわずかに軽くなりました。翼面荷重が 11.5g/dm2 程度なので少し広い体育館なら Indoor でも飛ばせそうです。ならばと早速キャリングケースも作ってしまいました。 Outdoor で飛ばす前提で作った飛行機ですが、次回 Indoor で飛ばしてみたいと思っています。