SlowFly Mini-plane 3 の製作

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カーボン素材をメインに SlowFly 機を作ることにしました
今回の機体は今までにない SlowFly を実現すべく、翼面荷重 9g/dm2 程度の機体を考えます。

全備重量 100g(6x120mAh 電池搭載時)程度を目標にします。 したがって必要な翼面積は 11dm2 程度は必要になります。 Mini-plane 2 号機と主翼を共用できるように翼弦を 180mm に設定しました。

主翼は 1.3mm カーボンロッドで作りますが、翼の支持をどうするかいろいろ考えた結果、画像のように翼中央部の 4mm カーボンパイプの両端にスリットを作り、 1.3mm カーボンロッドが入り込んで 主翼を支持する方法をとりました。両端に薄手の真鍮パイプをはめてカーボンパイプの裂けるのを防ぐ とともに主翼のカーボンロッドを支持するため 2mm 中空ステンレスパイプを差し込みました。 中央部の 4mm カーボンパイプと支持部品 2 個で 4g あります。このカーボン素材は前回調達したスポーツカイト用のものを使いました。前回具合の悪かった REX4 受信機は不良品だったことがわかり、その後交換してもらいました。この受信機を今回使用します。

今回の機体に搭載予定の機材

Keyence モータ使用自作ギヤダウンユニット(7.5:1)

約 10g

自作 8x4 プロペラ

約 3g

schulze slim-8e スピードコントローラ

約 3g

JETI REX4 受信機

約 12g

UNION UM6G サーボ 2 個

約 12g

6x120mAh 電池

約 39g

搭載機材合計

約 79g

目標機体完成重量

約 21g

目標全備重量

約 100g

カーボンロッドの比重は約 1.75 です。このことから使用素材の使用量がわかれば出来あがったときの 重量を見積もることが出来ます。たとえば主翼を例にとると、外形 4mm 内径 2mm のカーボンパイプが 20cm として、断面積が(0.22-0.12)x3.14=0.094cm2 になります。 重量は 0.094x20x1.75=3.3g と計算できます。 1.3mm は合計 154.2cm 必要なので、 0.0652x3.14x154.2x1.75=3.6g と計算できます。

主翼に使うカーボン素材の使用量は 7g ほどになるわけです。 翼面積 11.5dmdm2 の主翼にサランラップを貼ると、 11.5x0.21=2.4g 。 後は少量の金属部品を使います。これらを合計して主翼完成重量約 10g と見積もることが出来ます。 果たしてまったくリブのない翼にサランラップをうまく貼ることができるのでしょうか?

主翼が 10g ということは、残された重量 11g で胴体、尾翼、車輪、リンケージパーツ等を作らなければなりません。どうなるかこの先が心配になってきました。

胴体に使う 4mm カーボンパイプ 42cm で約 7g 、尾翼に使う 1.3mm カーボンロッド 52cmx2 本で 2.4g 、サランラップ 0.7g 、車輪と 1.3mm カーボンロッドで 2g 、プッシュロッド 2 本で 1g 、 モータマウント部材で 1g と見積もると合計約 13g 。なんと計算上でも 2g オーバーしてしまいます。


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