80% Mosquito-Moth

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モスキートモスを 80% に縮小した 400 クラス電動飛行機です


 この飛行機、私としては大変手抜きの飛行機になります。手抜きといっても飛行機の製作における手抜きではなく、生地完成状態で私の手元に届いたのです。しかもリンケージパーツまでそろっているのです。実は舟地蔵で水野さんが 80% に縮小して作ってきた特徴あるスタイルと、その飛びの素晴らしいモスキートモスに一目ぼれしてしまい、セカンドプレーンにと無理をお願いして作っていただいたものなんです。タイトル画像の生地完成状態で受け取ったのですから図々しいとしかいいようがありません。でももっと図々しい人もいます。私がお願いしたときにすぐ脇から「私も〜〜...」と便乗した人がいたのです。そう、その人はムサシノの飛行機が大好きな常光さんなのです。もう私より先に完成させて楽しんでいるんです。

 水野さんの製作はとても丁寧でどこを見てもしっかりできています。どちらかというとハードバルサを多用し、がっちりとしすぎた感があります。そこで少しでも軽くするために、主翼の軽量化をしました。このまま仕上げると全備重量が 570g 以上になってしまいそうです。主翼は生地完成状態で 127g あります。下面プランクを取り除くなどして最終的に 90g まで軽くすることができました。胴体はバルサの生地を生かしてクリアドープで仕上げられています。せっかくですから当たり前に仕上げず、遊び心で胴体にウェットフィルムでアクセントをつけてみました。家で飼っていた愛犬(ビーグル)の顔に似せてみたのです。このあたりの角度がとても似ています。そういっても飼い主でないとわかりませんね。でも似てるんだなぁこれが...。

 80% サイズに縮小してあるこのモスキートモスは 400 クラスにぴったりマッチしたサイズです。飛行機とグライダーの中間と位置づけてみましたがどうでしょうか。私が完成させる前にすでにその飛行を楽しんでいる常光さんの飛行機を操縦させてもらいました。弱いサーマルにもよく反応し、通常の飛行機のようにも振舞ってくれるなかなか楽しい飛行機です。グライダーというと手持ちではエレクトラしかありません。サーマルを見つけるのが不得手なのでどちらかというともう少し飛行機のような飛びに近いものがほしかったので、このモスキートモスはその要望にぴったりなのです。

 水野さんは主翼後縁にフラップをつけていて、私が受け取った生地完にも同様のフラップがついてきました。ムサシノ独特の翼構造のようですが私にはあまりなじめません。軽量化をすることと飛行特性を考慮し、フラップを取り去ってしまいました。常光さんの話によるとフルハイでは相当の頭上げになるということも考慮しての結果です。

 今回はじめて 400 クラスの電動飛行機に 6g サーボを使ってみようと思います。舟地蔵ではすでに使っている人もいて問題なさそうです。これで若干軽くできるはずです。と思っていたらなんと常光さんはすでにモスキートモスに 6g サーボを積んでいました。軽さで差をつけようと思っていましたが先を越されてしまいました。受信機は手持の GWS を使う予定です。ギヤユニットは QRP の 2:1 。電源は 7 セルバッテリーですね。スピコンは今回小黒さんに製作をお願いしました。最近はどうも人にお願いしてしまうことが多くなってしまいました。主尾翼はオラライトのクリアを貼る予定です。舟地蔵バージョンなので車輪はありません。

 久しぶりのラダー機なので完成したら常光さんの得意技であるラダーロールに挑戦してみようと思っています。モーターのブレークインは済ませましたが、まだギヤユニットの組み立て、サーボの搭載とリンケージ、主尾翼のフィルム貼り等やらなければならないことが沢山あります。


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