80% Mosquito-Moth "ビーグル・モス" の完成

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ようやく 80% モスキートモスが完成しました。名づけて "ビーグル・モス"


 垣内さんからビーグルに似ているとの評価をいただき "ビーグル・モス" と名づけました。特徴ある垂れ耳は飛ぶために広げているのです

 最近はインドアプレーンをやっている関係で飛行機の重量をかなり気にするようになりました。この "ビーグル・モス" の主翼はエレクトラとほぼ同じ 21.1dm2 の翼面積があります。そこでエレクトラの主翼がどの程度の重さなのか量ってみました。なんと 83g でした。フィルムの重さを差し引くと 65g しかないのです。 127g から 90g まで軽量化したモスキートモスの主翼でもまだ 25g も重いのです。せめてあと 10g 軽量化できればフィルムを貼っても 100g 以下で仕上がるはずです。

 かなり軽量化したつもりでしたが、更なる軽量化を図るため徹底した軽量化への見直しをしてみました。主翼の強度はまだまだ十分すぎる感があります。強度との兼ね合いを考えながら軽量化していくのですが、ここまでくると 1g 軽くするのは大変です。そこで 1 日 1g の軽量化を実行することにしました。リブの肉抜きをしたり、プランク材をサンディングしたり、桁を細く削ったりするなどして 7 日間でどうにか 7g 軽くすることができました。主翼生地完成 83g 。

 これで主翼にフィルムを貼れば 100g ほどで仕上がる予定です。翼面積 22.1dm2 にオラライトを貼ると、フィルムは 21.1x0.8=17g と見積ることができます。と思いながらフィルムを貼り終ったら、なんとぴったり 100g で仕上がりました。こんなに肉抜きした結果です

 水平尾翼と垂直尾翼にはオラライトのほぼ半分の重量であるミラクルフィルムを貼ってみました。ホーンもいつもの通り航空ベニヤで作りました。ホーンはリンケージを行うときに接着しました。プッシュロッドがスライドする位置に合わせて動翼に切り込みを入れ、ホーンを差し込んで低粘度瞬間接着剤で固定しています。ホーンを取り付けた水平尾翼部垂直尾翼部です。接着する前に、あらかじめラダーは舵角が多くなるよう中間の穴にプッシュロッドをセットし、エレベーターは舵角が少なくなるよう一番外側の穴にプッシュロッドをセットしておきました。水平垂直尾翼を合わせた完成重量は 17g でした。これでいくらかテールヘビーになるのを抑えられるはずです。

 400 クラスで初めて 6g サーボを使てみました。このクラスのサーボはインドアでも使うので、HS-50 、UM-6G 、 C1041 と買い揃えてあり、今回 UM-6G を使うつもりでいました。ところが新品にもかかわらず 2 個のうち片方の動作がおかしいのです。ケースを押さえると動いたり止まったりします。GWS のサーボは品質が悪くていやになってしまいます。 C1041 をテストでしてみたところ、問題なく動いたのでこちらのサーボを載せました。いつも思うのですがこのクラスのサーボホーンの穴は、 0.8mm プッシュロッドを使うには穴が大きすぎるのです。ガタが気になるのでいつも穴のない別の場所に 0.8mm のドリルで穴を開けなおして使っています。

 電池の搭載に初めてベルクロテープを使う方法を採用してみました。水野さんもこの方法を採っています。テープの前後に滑り止めの発泡ゴムシートを貼ってみました。電池搭載位置はちょうど重心位置の真下にくるように設計されています。

 主翼の肉抜きを徹底して行ったため、強度面で多少の不安がありましたが、フィルムを貼ったら思いのほかがっちりしたのでまずはひと安心です。軽量化にこだわった甲斐あって全備重量が 498g で仕上がりました。 400 クラスギヤダウン搭載飛行機としてはまずまずの重量で仕上がったと思います。しかも幸いなことに電池を搭載しない状態で重心位置が主翼桁下にきたのです。

 

翼幅 (Wingspan) 1160mm
全長 (Length) 840mm
翼面積 (Wing area) 21.1dm2
全備重量 (Weight) 498g
翼面荷重 (Wing load) 23.6g/dm2
受信機 (Receiver) GWS 4ch 72MHz
サーボ (Servo) Graupner C1041x2
スピコン (ESC) MA10 (小黒さん作)
モーターユニット (Gear unit) QRP (2:1)
プロペラ (Propeller) CAM-prop 9x5
電池 (Battery) 7x500AR


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