"ビーグル・モス" の初飛行

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素晴らしく穏やかなお天気に恵まれ、無事初飛行できました


 水野さんは同じ飛行機を 2 機製作し、すでに相当な飛行回数になります。常光さんもかなり前から飛ばしています。かなりの風でも飛ぶのです。私はのんびりと軽量化しながら製作を進めていたので、生地完から 5 ヶ月もかかって完成しました。お陰で製作時のノウハウもお二人からちゃっかりといただいてしまいました。

 小黒さんに作っていただいたスピコンはオートカットが働いたあと再起動しない仕様なので、バッテリーの消耗に気をつけた飛ばし方が必要です。
 このスピコンはモーター直結タイプで、機体を見失ったときに役立つ機体発見ブザーも内蔵されています。出番がないほうがいいのですが、いざというときには便利な機能です。またスイッチが付けられるのもいいですね。今回は小型のスイッチをモーターに接着して外部に出ないようにしてみました。ケーブルを短くして少しでも軽くするためと、メンテナンス性を重視した結果です。

 QRP のギヤユニットをそのまま組み立てて使うのは今回がはじめてです。このギヤユニット(2:1)と CAM-prop 9x5 を組み合わせた場合の 7 セル時の推力を調べておくと、今後このユニットを使った飛行機を作る場合大いに役立つはずです。今回は時間がなくて調べることができませんでした。どなたか調べた方がいたら教えていただけるとありがたいのですが...。おっと、またまた人頼みモードになってしまいました。

 一応 7x500AR で回したときの初期値が 12A 、91W 、7000rpm であることはチェックしておきました。以前 Astro 020 に同じプロペラをつけたとき、 7600rpm 時の推力が 476g あったことからおよその見当がつきます。手にもった感じではかなりの引きです。

 水野さんの飛行機も、常光さんの飛行機もフラップがついています。常光さんはエレベーターの舵角を増やし、フラップの角度もできるだけ浅くなるように修正しましたが背面飛行は何とかできるという状況で、ラダーロールも難しいということでした。先日飛ばさせてもらった水野さんの飛行機も同様でした。常光さんはその後フラップを取ってテスト待ちということでしたが、私が"ビーグル・モス"を初飛行する日にそのテストを行いました(一緒に並べてみました)。そのうち水野さんの飛行機も一緒に 3 機で編隊飛行ができたら楽しそう。水野さんは、現在 3 機目を製作中ということで、ラダーロールを実現すべくエレベーター面積を倍ぐらいにし、フラップもなしで仕上げる予定とのことでした。

 初飛行の前に、お決まりの簡単な距離テストを行いました。手投げによる飛行でしたが風もほとんどない穏やかなお天気で、全く心配なく飛んでくれました。低速飛行時の浮きもなかなかいい感じで、ハーフスロットル以下でも飛んでくれます。ゆっくりと目の前をローパスしたときの "ビーグル・モス" の目つきがたまらなくいいのです。真剣な顔をして一生懸命飛んでます。とまあほとんど自己満足の世界です。つい常光さんの影響を受け、初フライトなのにハーフループから背面飛行に入れてみました。エレベーターを 22mm 幅と 1 割ほど広げて作ったのですが、ノーマル設定の舵角で何とか背面飛行ができるといった状況でした。情報交換に花が咲き、一度だけのフライトでしたが満足の初フライトでした。今後楽しみながらいろいろな飛ばし方を試してみたいと思います。

 今回初飛行の様子は、フォトアルバム「2001/05/13 の FJZ だより」でもご紹介しています。


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