"オニヤンマ" にヘディングロック・ジャイロ搭載

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ラダーリンケージを変更し、 Futaba GY402 AVCS ジャイロを搭載しました


 ダイナテック 02H モーターに換装してから 29 フライト、延べ 36 フライトしました。 7 セル RC2400 で 7 分ほどのホバリングができます。最近は 540 クラスの電動飛行機に熱中していたため少ない電池の共用も難しく、しばらくヘリは放置してありました。ごく最近になって話題の FMS シミュレータでヘリの飛行を楽しんでいたら、またヘリを飛ばしてみたくなってきたので少し改造してみました。

 どうもラダーの切れがよくないので気になっていましたが、スムーズに動くようにロッドガイドによるピアノ線駆動から 2mm カーボンロッドによる駆動方式に変更してみました。サーボホーンのテールリンケージガイド穴を 2mm に広げてカーボンロッドを通しました。テールブームの途中にロッドガイドを設けました。テールピッチレバーの駆動部はピアノ線を使いました。これでかなりサーボの動作抵抗が減ったように感じます。赤いアルミ製のアウトプットシャフトは表面処理してある分太くなっているようでテールスライドが軽く動かないため、表面をコンパウンドで落として径を少し細くしています。

 メインローターは "オニヤンマ" を飛ばし始めてから 3 組目を装着しています。いずれの純正樹脂製ローターブレードもトラッキングずれが発生しています。ある程度のずれは仕方がないのでしょうか。すでに調達してあるカーボンローターを装着すればよくなるかもしれません。しかし、現在の腕では猫に小判状態でまだ装着できません。

 テールを手で支えながら、かねてから気になっていたホバリング時のローター回転数を計ってみたところ 1450rpm でした。 15 枚ピニオンを使っているのでギヤ比は 19.25:1:4.56 ということになり、モーターの回転数が 27900rpm 、テールローター回転数が 6600rpm ということになります。

 今まで JR の 圧電振動ジャイロ G450 を搭載していましたが、ラダーのすわりの悪さが気になっていたので、軽量な Futaba のヘディングロック・ジャイロ GY401 を搭載することにしました。両者を並べてみましたが大きさがかなり違います。 G450 が 31.8g で GY401 は 27.6g でした。 GY405 は送信機側でノーマルモードとヘディングロックモードの切り替えができます。早速説明書みながらベンチでその動作を確認してみました。ヘディングロックモードでは風向きの影響を受けない飛行ができるようです。リボリューションミキシングも必要ないということが書いてあります。

 一応動作確認ができたので G450 を降ろして GY401 を搭載してみました。以前のジャイロではリボリューションミキシングとアクセリューションがセットしてありましたが、説明書に従い OFF にしました。 AVCS(ヘディングロック)モードでは問題ないと思われますが、ノーマルモードで飛ばす場合はリボリューションミキシングは欠かせないのでは?と思い、試行錯誤の末ジャイロ感度切り替えスイッチのノーマルモード側にミキシングをかけてみました。ノーマルモードでホバリング調整をした後 AVCS モードに切り替えて使うようにと説明書にあります。このあたりは実際にホバリングさせてみて調整するしかありません。

 早速ヘッディングロックジャイロの効果を試すべくフライトしてみました。初期に設定した感度 70% ではラダーにハンチングが出たので最終的に 20% まで減らしました。結構風のある中でのホバリングでしたが風で機首を変えることもなくなかなかいい感じでした。スローピルエットも対面ホバリングも問題ありません。フライトシミュレータでの練習の効果もあるようです。今後設定をいろいろ調整しながら飛ばしやすい機体に仕上げられればと思っています。

 標準ローターでトラッキングが合わないこともあり、オプションヘッド Z12HP を調達してみました。すでに調達してあるカーボンローターが早く使えるように腕を磨かないといけませんが、とりあえずは JRC の木製ローターを調達してみようと思っています。出来ればブラシレスモーターも搭載してみたいし・・・。


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