"オニヤンマ" モーター換装

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DYNATECH 02H モーターを積むことにしました。


 "オニヤンマ"は 7 フライトでカーボンブラシが磨耗してしまいました。ブラシを取り替えようかモーターを替えようか迷っていましたが、 02H モーターを積むことにしました。手持ちがあったのですが、別に新品の 02H 2 台をある方から分けていただきました。飛行機にも使ってみたいと思っていたので、これで安心して積めるというわけです。

 早速進角を 3 目盛に設定 (画像左)してブレークインを行いました。 6N-1700SCE 電池をヘリに繋ぎアンプを介してブレークインを行いましたが、中低速ではブラシからの火花も多く、モーターに良くない気がしたのですぐにハイにしてしまいました(ブレークイン中)。ハイにしたまま 30 分ほど経過したところで電池がなくなってきました。新品時(左)と 30 分経過時(右)のコミュの状態。 6 セル時の無負荷電流は初期で 2.7A(35,000rpm) 、30 分経過時で 2.3A ほどです。ハードブラシなのでかなり時間をかけて慣らす必要があるようです。 2 時間慣らしたときのコミュの状態です。まだブラシ中央部がコミュに当たっていません。更にブレークインを続けて 3 時間経過しました。ブラシの中央部がわずかにコミュに接触してきました。もう少し続けたほうがよさそうです。ようやく延べ 4 時間のブレークインを行いブラシ幅全体がほぼコミュに当たるようになりました。もう少し時間をかけたほうがいいのかもしれませんが、そろそろヘリに搭載してみようかと思います。 4 時間慣らしたあとのコミュの状態です。

 純正ローターを使った場合、 02H モーターに 16T ピニオンギヤでは過負荷になるようなので、15T ピニオンにするか負荷の軽いローターにする必要がありそうです。

ダイナテック 02H のカタログデータ
使用電圧

6.0V〜8.4V

最高効率時の負荷

413g-cm (7.2V 時)

最高効率時の回転数

25,500rpm (7.2V 時)

最高効率時の電流

19A (7.2V 時)

無負荷時の回転数

28,900rpm (7.2V 時)

 ようやく時間ができたのでヘリのパーツを調達してきました。 RC2000 を調達する予定でしたがすでに生産中止ということで、 7 セル RC2400 バッテリー 2 本を調達しました。 RC2000 の 420g に対して RC2400 は 438g と少しだけ重くなります。 14T ピニオン、 15T ピニオン、メインローターのスペア、ロッドエンド、スペアブラシ、ディーンズコネクタ等。 スペアブラシは K Speed Heli SP 用として調達しましたが、 02H に載せかえるのでとりあえずは使いません。 7 フライトで止まっていたヘリの練習もこれで再開できそうです。電池もとりあえず 3 本になったし...。

 02H モーターに 15T ピニオンをつけてみました。ついでにスピコンも Futaba の MC114H から JR の NEA-250 高周波アンプに載せ替えました。 NEA-250 スピコンではスロットルをリバースに設定する必要がありました。

 今まで事故はなかったのですが、ロッキーコネクタのロックがあまい等多少心配しながら使ってきました。540 クラスの大電流で使うのには少々心配です。いままで統一してきたコネクタを全部取り替えるのは大変です。そこでとりあえず EP コンセプト(540 クラス)に使用するコネクタだけディーンズコネクタ Ultra Plug に統一することにしました。このコネクタ、車関係で多く使われていて実績もあるようです。何よりもスライド挿入と接点片面に設けられた板スプリングによる圧接に信頼性を感じます。しばらくは 400 クラスのロッキーコネクタと共存することになるので変換アダプタを作りました。ロッキーコネクタはオスメスで 3.9g 、 Ultra Plug はオスメスで 4.7g ありありました。

 02H に載せ替えた"オニヤンマ"がどんな感じで回るのか気になり、家の中でテールを支えながら浮かしてみました。ボディを外して "Whatt" Meter を RC2000 とスピコンの間に取り付けての重量は 1430g 。床面から 40cm 浮上時 16.5A 、127W 入力、床面から 80cm 浮上時 19.5A 、145W 入力でした。この 1430g はボディを取り付けて RC2400 バッテリーを搭載したときの重量と同じになります。角倉氏の 02H を飛行機に搭載するときの適性負荷資料を見る限り過負荷ではなさそうなので一安心です。上記カタログデータからもかなり効率のいいところでホバリングできそうです。

 モーターを載せ替えたついでにラダーサーボも S135 から S3101 に変更しました。サーボベッドが合わないので 1.5mm のアルミアングルを加工して作りました。こんな感じに搭載できました。外した樹脂製のサーボベッドと同じ 3.5g で作ることができたので、サーボの重量差 12g だけ軽量化できました。 RC2000 での飛行重量は 1400g になります。


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