EP CONCEPT "SCHWEIZER 300C" 6 フライトを終えて

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モーターブラシの消耗の早さに驚きました。


"オニヤンマ"は 6 フライト目のホバリングを今回も少々風のある中で行いました。これで延べ 5 分ほどのホバリングを 6 回行ったわけです。今回は予め REVOLUTION MIXING も設定しておいたのですが、風の影響もあって効果の程は確認できませんでした。ピルエットでは左回りスピードが右回りよりやや遅かったので、ラダーの左舵角を少し大きく設定しなおしてみました。少し慣れてきたこともあって大分飛ばしやすくなりました。

前からモーター周辺に多量のカーボン粉が飛び散っていたのが気になっていましたが、フライトしたあとボディを外してみたらボディの内側にもかなりのカーボン粉が付着していました。タイトル画像でわかるようにカーボンブラシがかなり奥まで入ってしまっていることから、相当減っているのが判ります。コミュの状態はこんな感じです。

ブレークインとテスト浮上も含みますが、ブラシが 3.5mm も消耗していたのです。どう見てもあと 2mm も減ったら使えそうにありません。ということはブラシは 10 フライトほどで交換しなければならないことになります。 400 クラスのモーターではモーターブラシの磨耗についてはほとんど気にしたことがありませんでした。 また 540 モーターでもダイナテック 02H モーターを飛行機に使用した場合、 300 フライトぐらいはノーメンテナンスで使えると聞いていたので、同じ 540 クラスのモーターでこれほど磨耗が早いのは意外でした。柔らかいブラシを使っているんでしょうね。コミュ側を保護するためと考えていいのでしょうか。ならばブレークインも短時間で済むのかもしれません。 K Speed Heli SP のブラシは消耗品と考える必要がありそうです。飛び散ったブラシ粉が周囲の受信機やアンプの中に入りこんで問題が起きなければいいのですが、導電性の粉末だけに気になるところです。

今はすでに製造中止になってしまったタミヤのダイナテック 02H ですが EP CONCEPT にはとてもマッチしているようです。早い時期に手持ちの 02H に載せ替えたほうがいいかもしれません。このモーターはカーボンブラシ回りの構造が K Speed Heli SP と大きく異なっています。同じ 540 クラスのモーターでこのように大きな違いがあるのはどうしてなのでしょうか。

とここまで書いたところで、坂本さんと渡辺さんから 540 クラスのモーターに関する情報をいただきました。「 02H ブラシは耐久性がよいハードブラシなのに測ると抵抗が少ないんです」と坂本さんからお聞きしました。最近のモーターは黒鉛が少ない通電重視のブラシのようです。金属 9 割黒鉛 1 割(以前のものは 7:3 )ということなので、カーボンブラシはかなり柔らかくて磨耗も早いということでしょうか。坂本さんがマーチ 540 に載せたモーターも 10 フライトしか持たなかったということでした。なるほど納得です。かなり過激な条件で使うための代償なんですね。ブラシの交換、コミュの研磨、ブレークイン等の手間を考えるとブラシレスモーターはやはり素晴らしいですね。私のような不精者には向いています。早く使いやすい価格帯になってくれるといいのですが...。とりあえずブラシの予備を調達しなければなりません。

■追加情報
ブラシの予備を調達できないまま 7 フライト目の飛行を行いました。舟地蔵の土手で左右に走らせたりピルエットを行いましたが 4 分も浮いていられませんでした。なぜだろうと思いながら帰宅後モーターのブラシ部分を覗いてみました。ブラシスプリングの押ししろにほとんど余裕がなくなっていたのです。ブラシスプリングを外してブラシを取り出してみたらこんな状態になっていました。プラス側の減りが大きいのは何か理由があるのでしょうか。ブラシを交換するかモーターを取り替えるかしないともう飛ばせません。いくらなんでもブラシの減りが早すぎてフライトに専念できません。コミュの表面は比較的きれいですが少し凹んでいるようです。このままブラシを交換してあとどのぐらいモーターは使えるのでしょうか。ブラシは 3.8mmx4.8mm のものが使われていました。


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