電動無尾翼機の自作

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無尾翼スタントグライダーの自作に挑戦してみました


古い「ラジ技」を見ていたら 1973 年 4 月号に "アトラスコメット" という双ラダーの無尾翼グライダーの製作記事が載っていました。モーターパイロンに 049-06 エンジンを取り付ける仕様でしたが、この記事を参考にして 400 モーター仕様に図面を書いてみました。
無尾翼機は一度も作った事も飛ばした事もないので大変不安です。しかし、尾翼がないのでその分軽 くできそうです。

今回は、スタントができたらいいなとの思いから 13% 対称翼のスタントグライダーとしました。

無尾翼機ですからエルロンとエレベータを兼ねた動翼になるので、エルロンサーボをサーボごとスラ イドさせてエレベータサーボにつなぐ方法で部品を作りました。
サーボは前回使用したウルトラマイクロサーボと同じ物を 2 個使います。送信機は前回のグライダー に使用した CORE を使う予定です。

新たにモーター、アンプ、受信機、サーボほか必要な部材を調達に秋葉原にある「アサミ」に出かけ ました。

モーターは 7.2V 仕様にしました。グライダーと違いモーターを回している時間が長いのでなるべく長い時間飛ばせるように消費電流を押さえたかったからで、その分軽く作って中速域を多用したいと考えています。幸い無尾翼機なので軽くできる見通しはあります。

折りペラは QRP のホームページで紹介されていた aero-nauto 6x3 のカーボンペラを使いたいと思っています。エレクトラ 400 についていた robbe 6x3.5 よりピッチが少ないので消費電流も少なく押さえられるだろうと思ったのと、どうせ買うなら違うペラを買ってエレクトラ 400 につけてテストしてみてもいいかなと思ったからです。

店内で必要な部材を調達中、別のお客さんから声をかけられました。作りたい飛行機について話をし たところ、エルロンとエレベータを兼ねるなら今の送信機で簡単にミキシングできるので、新しい送信機にしたほうが簡単ですよとアドバイスをしてもらい、財布と相談の結果新しい送受信機をセットで買う事にしました。
付属のサーボと受信機は大きいので、サーボだけウルトラマイクロサーボに交換してもらい、受信機 は新たに FM5 チャンネルを購入。 380 モーター、 6x3 カーボン折りペラ、 f21-15be スピードコントローラ、白のオラライトがほしかったがなかったのでオラクローム(これは電波を通さないのでいやだなと思っていたら「アサミ」の社長さんが大丈夫だよといっていたので購入)、他にエルロンホーン等部材を購入し、約 7 万円の出費。う〜んいたい!でも、お店で会った経験豊かな人からのアドバイスは何よりの収穫でした。

バルサなどの材料は、昔エンジン機を飛ばしていたころに、まったく手をつけていないキットがいく つかあり、その中の複葉機 "スペリーメッセンジャー"、"ジャックレーサー60"から使えそうな材料を抜き出しました。まだ他に"ブルーエンゼル60"、"エアロスバル"など懐かしい機体等が手付かずであります。バルサってもつもんですね。複葉機の"スペリーメッセージャー"は昭和 51 年に買ったものです。今回電動飛行機に使うとは夢にも思っていませんでした。とまあ古い話しで横道にそれてしまいました。

翼幅 (Wing span) 880mm
翼型 (Airfoil) 13% 対称
翼面積 (Wing area) 15.4dm2
モーター (Motor) 380PH(7.2V 仕様)
スピコン (BEC) schulze f21-15be
プロペラ (Propeller) aero-nauto 6x3 カーボン折りぺラ
受信機 (Receiver) Futaba R115F
サーボ (Servo) UNION Model UM-9Gx2
電池 (Battery) 7x600AE

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