電動無尾翼改造機の初飛行

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無尾翼機を有尾翼機に改造したものの、気が重くてなかなか飛ばせなかった機体がやっと初飛行しました


今日は大岩君の FunFly 機ができあがって初飛行するというので、一緒に無尾翼改造機の初飛行を決意しました。

今回は受信機を FP-R115F から FP-R113F に積み替えたので少し軽くなり、全備重量約 444g になりました。主翼面積が 15.4dm2 なので翼面荷重約 29g/dm2になります。

380 モーター(7.2V 仕様)に aero-nauto 6x3 のカーボンペラを取り付け、 7x600AE 電池で 11200rpm(地上)回り、アンプ、受信機への供給電流を含め約 7.5A でした。

受信機を新しくしたので初飛行のまえに念のため距離テストをしました。 FP-R113F 受信機は地上用 3 チャンネルですが空用の X-tal に交換しました。アンテナ線は 485mm ととても短く今回のように胴体の短い機体にはとてもいいのですが、到達距離が心配でした。しかし、既に使っている仲間も多く問題はないようです。ただ、今回の機体は主翼、胴体すべてオラクローム被覆なので受信障害がないか多少心配しました。 胴体後部からアンテナ線を出していますが外に出ているのは 30cm ほどです。送信機アンテナを縮めての距離テストは全く問題ありませんでした。

風もとても穏やかで、いつものように土手から大岩君に手投げをしてもらいました。予めエレベータトリムを少しアップにセットしておきましたが、手投げ後機速がつくまで機体はかなり降下していきます。失速が恐ろしいので急激なアップは避け、少しづつアップを引いて上昇させていきました。機速がつくにつれて頭上げの兆候が見られたのでエレベータトリムで調節。そうこうする内にある程度の高度に達し機体が小さくなりました。エルロンをゆっくりと左に切りました。とても素直な旋回です。水平尾翼が主翼のすぐ後ろ上にあるので、特に縦安定を心配しましたがとても安定しています。急激な舵を打たないように気をつけながら飛ばして様子を見ましたが機速はかなりあります。 4-5 分ほど飛ばしたでしょうか。いよいよ土手の斜面への着陸です。着陸進入もスピードはあるもののとても素直で飛ばしやすく無事着陸しました。とても気が重く飛ばないことを覚悟しての初飛行でしたが全く予想外のいい飛びでした。よかったよかった!

2 度目の飛行は少し慣れたのである程度高度をとってからモーターを止めてみました。なかなかいい滑空です。これならスロープで飛ばしてもよさそうです。ループに入れてみましたがあまり急激にアップを引かず、大き目で何とか回ったという感じでした。エルロン、エレベータを使い少しづつ小さな旋回をしてみましたが全く問題ありません。水平直進飛行はとても速い感じです。後ろからも「速いなあ...」の声。 380PH ダイレクトでもかなりのスピードが出るもんですね。慣れてきたら speed 400(6V 仕様)搭載もいいかもしれません。あるいは Astro 020 モーターを載せられるかも?等々いろいろ思いを巡らせています。
私の所有機(といっても4機しかありません)の中では一番スピードのある電動飛行機です。今後色々な角度からテストを重ねて可能性を追求していきたいと思っています。

無尾翼改造機初飛行の画像は [ RC Planes Gallery (1998) ] でご覧いただけます。

余談になりますが、すでに佐々木さんの FunFly 機が通算 120 フライト以上をこなし、 FunFly 2 号機を作られました。岸田さんの FunFly 機は 60 フライト以上をこなし、次の FanFly 機の構想を練っているそうです。私の FunFly 2 号機は今日で 40 フライトをこなしました。やっと少し自分のものになったような気がします。大岩君の FunFly 機は今日が初飛行で 3 フライト。これからが楽しみです。
先日、佐々木さんと岸田さんから、 FunFly 機でそれぞれの機体にリボンをつけてリボン切り競技をやろうかという話も出ています。
ホームグラウンドである舟地蔵でも最近電動飛行機を飛ばす仲間がだいぶ増えてきました。中でも 400 クラスが多いですね。自作派も多く色々な面でとても参考になります。

大岩君の FunFly 機初飛行の画像は [ RC Planes Gallery (1998) ] でご覧いただけます。


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