第 49 回横須賀 Indoor-plane 飛行会

開催:2003/03/21 17:00-21:00 横須賀市南体育館

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 今回飛行会で画期的な出来事がありました。赤外線システムによる同時飛行が可能になったことです。 38KHz のセンサーと 56.9KHz のセンサーを搭載した飛行機で同時飛行を行い、問題なく飛行できることが確認できました。これからますます赤外線システムが面白くなります。

 今回 0.4g pager motor を搭載した 8.8g の "A-1" はますますゆったりとした飛びになりました。飛行機と一緒に歩いている動画を緒方さんに収録していただいたのでご覧ください。

 超軽量なスケール機から大型機まで多くの飛行機が参加しました。私は多くのテスト内容をこなすのに忙しく、参加機全ての画像に収めることができませんでした。ごく一部の収録になったことをお許しください。

 今回も多くの情報交換が行われたほかいろいろな話題で盛り上がり、大勢の参加者と大勢の見学者で賑わいのある楽しい飛行会でした。本井さんのホームページにも飛行会の模様が掲載されていますので併せてご覧ください。


画像をクリックすると拡大画像でご覧いただけます。
羽場さんの新作機 BE-2 です。マグネットアクチュエータ搭載機でなんと 17g で完成したということです。全て自ら材料を切り出して作っています。プロペラもスケールサイズに合わせてバルサ材からの切り出しで、ジャンクモーターによるダイレクトドライブです。
羽場さんの素晴らしい工作技術には見習うべき点が多くあります。
地上からの離陸を試みます。いかに小さな飛行機かがわかりますね。
離陸も素晴らしく、ダイレクトドライブなので飛行中のモーター音もとても静かでよく飛んでいました。
こちらも羽場さんのロバン RD400 という飛行機です。キャノピーは 0.2mm のエンビシートから作ったそうです。
こちらも素晴らしい仕上がりで全備重量が 45g とのことでした。
こちらも羽場さんの飛行機ですが、なんとビットチャージーを改造して飛行機に搭載したそうです。ステアリングのコイルの代わりに二つのモーターを使ったということです。送信機・受信機ともにアンテナを長くしてありました。
通達距離が心配でしたが、ご覧の通り全く問題なく飛行していました。操縦についてはプロポーショナルと異なり、忙しくボタンを押しつづけながらの飛行でした。
城田さんは 2 機の新作機を持ち込みました。今回はどちらもリチウムイオン電池 2 セル仕様で、三葉機は素晴らしい飛行でした、複葉機はギヤ比の高いモーターユニットを搭載してきたために離陸が困難で上空飛行までには至りませんでした。
森崎さんはいつものように比較的大型の飛行機を持ち込みました。
大勢の参加者で、 4 機ほどの飛行機が同時飛行する場面も珍しくありません。そのような中、羽場さんの飛行機と森崎さんの飛行機が空中衝突してしまいました。
二瓶さんのキットからの新作機です。はじめはうまく飛んでくれなかったようですが、プロペラの変更等でとてもよく飛ぶようになりました。
ご覧のように大勢の参加者と見学者でにぎわっています。
井上さんの POU も久々に飛ぶのをみました。いつみても特徴ある飛行機です。
"TINY" は緒方さんのもので、久しぶりにそのフライトを楽しんだようです。
前回クラッシュした山尾さんの Thistle も復活して順調に飛んでいました。赤外線システムで飛んでいます。
こちらも山尾さんの赤外線システム搭載 Flutterby。快調です。
今回は山尾さんの赤外線システム(38KHz)と私の赤外線システム(56.9KHz)で同時飛行が可能かどうかのテストを行いました。どちらも問題なく飛行することができました。赤外線システムによる同時飛行が可能になったことで、今後赤外線システムを採用した飛行機が増えてくると思われます。
互いに近くで飛ばしても、遠く離れた場所で飛ばしても、実用上全く問題なく飛ぶことを確認できました。 A-1 2 号機にはもう二つのテストが盛り込まれていました。一つは赤外線受光素子のレンズを平らに削って指向性を改善してあります。バレーコート三面の広さの中でも一つのセンサーで問題なく飛行することができました。あとの一つは低速回転プロペラを装着しての飛行です。プロペラのピッチを変更できるようにしてあり、巨大なピッチをつけた 8 インチのプロペラが毎秒 5 回転ほどで回り、十分パワーに余裕がありました。ゆったりした飛行機には低回転のプロペラが似合うことがわかりました。画像は巨大ピッチのプロペラで飛行中のものです。
今回飛ばした A-1 2 号機です。 携帯電話 P504i から取り出した 4mm pager motor 0.4g を 33.3:1 のギヤ比で組んだユニットと 6x3.6 のプロペラを組み合わせてあります。全備重量 8.8g で、 45mAh Li-Polymer 電池(2g) を搭載して連続 9 分を超える飛行ができました。画像は緒方さんからいただきました。
A-1.wmv 2.42MB
(Media Player)

A-1.avi 11.6MB
(Quick Time)

8.8g の A-1 2 号機のと一緒に歩きながら飛行している様子を緒方さんに撮影していただきました。 1 分 23 秒間のフライトで、二つのファイルは同じ内容です。お使いの環境に合わせてご覧ください。

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