Indoor-plane A-1 セッティングの見直し

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 前回の初飛行で感じられたピッチングと尻下げ飛行を改善すべく、主尾翼の取り付け角を設定しなおしました。

 モーターのダウンスラストは 3 度そのままで、主翼の取り付け迎角を 2 度つけ、水平尾翼はほぼ 0 度に変更しました。バルサ材を使って迎角 2 度で三角に削りだしたクサビを胴体と主翼パイロンの間に挟みました。

 2002/06/30 に行われた潮風アリーナでの飛行会で設定変更後の飛行を行いました。タイトル画像はそのとき栗田さんに撮っていただいたものです。尻下げ飛行は改善され、とても安定して飛ぶようになりました。ロングテールモーメントの効果で縦安定はすこぶる良好です。"自立安定して飛ぶ飛行機の進路をそっと変えてあげる" まさにそんな言葉がぴったりの飛行でした。スロットルスティックは中央よりやや下で水平飛行していました。その後ベンチテストで同じスロットル位置での消費電流を測ってみたところ 0.34A ほど流れていました。潮風アリーナで 2 フライトしたあとの電池電圧は約 3.9V 。 30.7g の A-1 は 1.3W ほどの消費電力で水平飛行していたことになります。

 水平尾翼のコントロールなしでも、セッティングさえきちんとできればスロットルのコントロールだけで十分に上昇下降のコントロールができることが判りました。

 KP00 モータユニットは軽くてパワフルで素晴らしいユニットですが、なんともガサガサした感じで回るギヤ音が A-1 にマッチしない感じです。ダイレクトで回せるよいモーターはないものでしょうか。

 今後はまもなく入手できる軽量な少容量のリチウムポリマ電池が搭載できるように、モータユニットの省電力化を目指しながら各部の軽量化も併せて検討していきたいと思っています。

 遠路飛行会場まで足を運んでいただいてアドバイスをいただいた石川さん、中本さんありがとうございました。


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2002/07/03 inserted by FC2 system