Indoor-plane A-1 2 号機の軽量化

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ビットチャージーのモータをデジQのモータに載せ替えました
 今大変人気のあるビットチャージーもデジQもあれだけの小さなボディに R/C 装置がよくまとめられていると感心してしまいます。デジQは赤外線送受信機の実験のためにと以前から入手してありました。最初から分解してしまうのも気が引けるのでネコと一緒に遊んでいました。ネコが激しく手で払ったりしましたが、結構丈夫でなかなか壊れませんでした。先日ふと見るとボディにひび割れを発見しました。ネコも私もそろそろ飽きてきたこともあり、思い切って分解してみました。ビットチャージーのようにパーツのみで供給していないので分解するしか方法がないのです。

 80mAh のニッケル水素電池が 2 セル入っていて、電子回路は 5V に昇圧されて動作していました。モータは 2 個使われていて直径 6mm 高さ 5mm カンの長さが 9mm ほどで重さは 0.9g しかありません。コイルの抵抗値は 4.4 オームでした。もしかしたら使えるかもしれないと思い、早速 9:1 のギヤ比に 5x2.5 のプロペラを装着して回してみました。なんと 10g を超える静止推力がありました。

 420mA と少々電流食いですが 140mAh の Li-Polymer 電池の許容範囲です。ビットチャージーのマイクロビー 1.6 モータに比べて 0.3g 軽くなります。わずかでも軽くなるなら軽量化の鬼としては放っておくわけにいきません(笑)。早速載せかえることにしました。

 というわけでわずかな軽量化ですが A-1 2 号機は 13.9g になりました。翼面荷重は 3.1g/dm2 です。モータユニットが軽くなったので重心合わせのため、受信機を少し前に移動しました。

 2002/11/23 に行われた藤沢市六会市民センター体育館で飛ばしてみました。やまびこドームで飛ばしたときより格段に遅く飛んでいるように感じました。飛行機と一緒に歩いてみましたが、十分ついていけるスピードです。空気密度の違いもあるのかもしれません。水平飛行時 0.9W 0.25A 2200rpm でした。マイクロビー 1.6 よりやはり電流食いですね。軽さと省エネ、どちらを採るかといえば今は軽さを採るしかありません(笑)。

 いよいよ赤外線受信機も搭載できる状況になってきたので、今後の軽量化にも期待できます。

Model A-1 2 軽量化前 A-1 2 軽量化後
翼幅 Wingspan 473mm
全長 Length 495mm
翼面積 Wing area 4.47dm2
全備重量 Weight 14.2g 13.9g
翼面荷重 Wing loading 3.2g/dm2 3.1g/dm2
受信機
Receiver
SHR RX72-PRO Mod.
(include magnet actuator driver, BEC and DC/DC converter)
2.3g
アクチュエータコイル
Actuator coil
Hand made 120ohms
0.3g
アクチュエータマグネット
Actuator magnet
Neodymium 4mm(D) x 3mm(H)
0.3g
モータユニット
Propulsion unit
BitcharG Microbee 1.6 (9:1)
2.1g
DigiQ brush type (9:1)
1.7g
最大静止推力
Max thrust
10g (at 0.32A) 10g (at 0.42A)
プロペラ
Propeller (Hand made)
Balsa prop. 5x2.5
0.3g
電池 Battery 140mAh Li-Polymer 4g
飛行機重量
Air frame
(Wing 2.6g, Fuselage 1.3g, tail 0.5g + 0.2g)
4.6g
その他 Other 0.3g


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2002/11/25 inserted by FC2 system