A-1 2 号機に赤外線受信機を搭載

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赤外線受信機を搭載して飛行しました
 A-1 1 号機に赤外線受信機を搭載してのテストでは問題なく飛行してくれました。その後広い体育館での飛行を考え、受信機の受光素子を二つに増やしました。飛行機がどのような向きでも送信機からの赤外光を捕らえられるようにして、間接光による依存度を低くしました。併せて送信機の赤外発光ダイオードについても指向性が緩和されるように改善しましたが、その後普段使い慣れている送信機のトレーナ端子に接続する赤外線コントロールユニットを作りました。

 受信機は改造によって 1.5g と若干重くなりましたが、従来の RF 受信機に比べてかなり軽いので、今回 A-1 2 号機に搭載してみました。受信機を支える取り付け板とベルクロテープが必要なくなった分も軽くなり、全備重量が 12.9g になりました。ようやく 3g を切る翼面荷重が達成できました。飛行速度は 2.2m/sec ほどと計算できます。

 2002 年も押し迫った 12 月 22 日、雨でとても寒い日でしたが藤沢市六会市民センター体育館の飛行会で赤外線システムによるフライトを行いました。 10 分ずつ 4 フライトしましたが、満足のいく超低翼面荷重の飛行を味わうことができました。左の画像はそのとき本井さんに撮影してもらったものです。

 赤外線コントロールユニットをセットした送信機と赤外線受信機を搭載した A-1 2 号機。飛行を終えた直後に撮影したもので、赤外線コントロールユニットの LED と、送信機の LED が点灯しているのが確認できます。送信機のクローズアップ

 次回は広い体育館で赤外線システムによる飛行テストをしてみたいと思います。

Model A-1 2 RF receiver A-1 2 IR receiver
翼幅 Wingspan 473mm
全長 Length 495mm
翼面積 Wing area 4.47dm2
全備重量 Weight 13.9g 12.9g
翼面荷重 Wing loading 3.1g/dm2 2.9g/dm2
受信機
Receiver
SHR RX72-PRO Mod.
(include magnet actuator driver, BEC and DC/DC converter)
2.3g
IRX02
(include magnet actuator driver, BEC and DC/DC converter)
1.5g
アクチュエータコイル
Actuator coil
Hand made 120ohms
0.3g
アクチュエータマグネット
Actuator magnet
Neodymium 4mm(D) x 3mm(H)
0.3g
モータユニット
Propulsion unit
DigiQ brush type (9:1)
1.7g
最大静止推力
Max thrust
10g (at 0.42A)
プロペラ
Propeller (Hand made)
Balsa prop. 5x2.5
0.3g
電池 Battery 140mAh Li-Polymer 4g
飛行機重量
Air frame
(Wing 2.6g, Fuselage 1.3g, tail 0.5g + 0.2g)
4.6g
その他 Other 0.3g 0.2g


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2002/12/23 inserted by FC2 system