Indoor-plane の設計

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いよいよインドア専用飛行機を作ることになります。無尾翼機です。しかも欲張って背面飛行、ループ、ロール等が可能な Aerobatics Indoor-plane を目指します。
いきなり欲張った機体になってしまいました。はじめはおとなしく飛ばす飛行機を作る予定で、リブもすでに切り出してありました。ところが、いつものすぐ気が変る悪い性分から、急に曲技のできる機体が作りたくなってしまいました。 Indoor-plane に対する知識もまだ浅いのに、果たして限られた空間で曲技可能な飛行機を作ることができるか心配です。

搭載機材には WES DC5-2.4 モーターユニット(12g)、23cmx12cm ペラ(4g)、 SHR-RX72 受信機(2.1g)、WES サーボ 2 個(6g)、 Micro 6 スピコン(2g)、3xTadiran Lithium 電池(39g)を使う予定です。状況によっては 8x50mAh ニッカド電池も試してみたいと思っています。

搭載機材(約 66g)、想定機体重量(約 34g)と設定翼面荷重(約 5g)から必要な翼面積 20dm/2 を 割り出しました。無尾翼機なのでこの翼面積は実効翼面積として考え、別に水平尾翼見合い分としてエレボンを割り当ててみました。水平尾翼面積は実効翼面積の 20-25% として 4.5dm2 としました。
WES の軽量フィルムを貼る予定なので、フィルムの最大幅 30cm にあわせて翼幅を倍の 60cm にしました。主翼は半径 30cm の半円の後ろを 10cm 延長し、20dm2 の翼面積を確保しました。エレボンは 280mmx80mm を 2 枚、垂直尾翼は 1.5dm2 程度の翼面積としました。

簡単に作れて軽く仕上がる飛行機を...。と考えたのがタイトルの概略図です。この程度の図面を描いた だけで作り始めました。細かいところは作りながら決めていきます。

主翼前縁には 2mm のカーボンロッドを使います。リブなし構造で中央部と後縁材にバルサを使います。 曲技が出来るようにとの思いから可動翼は大きめにして舵角も大きくします。 WES の 3g サーボを使いますが、このサーボはフルストロークが 14mm あり、Futaba 送信機での ノーマルストロークが 10mm ありました。今回の機体ではエレボンに使うので、エルロン、エレベーターで半分の 5mm ずつを受持つことになります。片側 2.5mm のストロークということになります。エルロン、エレベーターを使っていっぱいに切った時の舵角を 35 度ぐらいに設定すると、ホーンの穴は支点から 7.5mm 位置になります。本当は 45 度ぐらいに設定したかったんですが、その場合の穴位置は支点から 5mm になります。80mm 幅のエレボンを 3g サーボ(トルク 200g)で動かすのにはどちらにしても相当無理がありそうな気がします。軽く仕上げたいのとせっかく調達したサーボですから今回の機体に積んで試してみます。

Indoor-plane である程度の曲技を可能にするには、出来るだけ軽く作る必要があると思います。 WES の DC5-2.4 ユニットを 9V で駆動したときの最大推力が 92g あるので、この推力と同じかそれ以下の重量で仕上がればすばらしいのですが、そうは間単には実現できそうにありません。
一応全備重量 100g までで仕上がればある程度の曲技も可能ではと考えています。
この搭載機材に含まれる電池は、3xTadiran Lithium 電池で 39g あります。この電池、重量の割に容量が 430mAh と大きいので、一度充電すれば飛行毎に電池を取り替える必要がなさそうです。しかし、電池重量が全体の約 40% も占めています。もしパフォーマンスが悪ければ 8x50mAh ニッカド電池に替えて 9g の軽量化と、8 セルによる推力の増加に期待します。


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