チュウキンの一番大きい 60 枚スパーギヤと 6 枚ピニオンとで 10:1 のギヤユニットを作るのが今のところ入手可能な機材での最大ギヤ比になります。 DC5-2.4 コアレスモーターをこのギヤ比で組み立て、 10x5 程度のプロペラを組み合わせるといい結果が出るのではと思い、早速作ってみました。
出来上がった 10:1 のユニットに、前回製作した 10x5 バルサプロペラを装着して推力を測定してみました。こんな感じでテストしました。 8x50mAh Ni-Cd 電池での初期値は 1.1A 、2650rpm 、推力 122g とかなり素晴らしい推力を得ることができました。安定時 1.0A 、推力 110g 、中盤で 0.8-0.9A 、推力 88-98g が得られたのです。
今回ユニットを寝かせて搭載しました。重心を低くするねらいもあります。新しいユニットを搭載しての全備重量は 82.9g と 0.5g 増えましたが、なんと初期推重比は 1.47 に達しました。安定時でも 1.3 以上の推重比があります。
DC5-2.4 (10:1) + Handmade balsa prop 10x5 at 8x50mAh Ni-Cd |
電流 (A) |
回転数 (rpm) |
静止推力 (g) |
0.3 |
1570 |
40 |
0.4 |
1650 |
46 |
0.5 |
1800 |
54 |
0.6 |
1990 |
66 |
0.7 |
2140 |
76 |
0.8 |
2300 |
88 |
0.9 |
2420 |
98 |
1.0 |
2500 |
110 |
1.1 |
2650 |
122 |
実際の飛行はというと、モーターユニットを載せ替えてからすでに 11 フライトしましたが、見違えるほど素晴らしい飛びになりました。離陸直後の垂直上昇もパワフルで、垂直ホバリングも余裕でこなします。連続ループ、ロール、背面飛行、逆宙何でも OK ですが腕がついていけません。飛行時間はこれだけ激しい飛行をして 3 分半から 4 分ほどです。もう少し飛行時間が長ければいいなと欲が出てきますが、このあたりは今後の課題です。とりあえず飛ばしこんで腕を磨かなければなりません。"TINY" の完成も近いし...。