FunFly 2 に簡単着脱車輪を装着

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FunFly 2 号機に車輪を取り付けられるよう改造してみました


いつものホームグラウンドである舟地蔵で飛ばす場合、土手斜面への着陸なので車輪の必要性をそれほど感じませんでした。
元祖佐々木さんの FunFly 1 号機、 2 号機、岸田さんの FunFly 機は途中から、大岩君のモモンガ、すべて車輪が装着されています。
舟地蔵に唯一細かい砂利の敷き詰められた広場があり、その広場が空いているときは、そこから離陸、タッチアンドゴー、着陸等を行っているのを何度も見ています。それを見て私も、何度か車輪をつけたい衝動に駆られましたが、簡単な車輪の着脱方法に名案が浮かばず、せっかく軽くできた機体も重くなってしまう等の理由から、いままで車輪の取付けを躊躇していました。
地上での離着陸が可能な時には車輪をつけ、土手斜面への着陸時には車輪を外すということが簡単にできる車輪の着脱方法が見つかったので、早速改造に取り掛かりました。
主翼前縁部の胴枠に沿わせて車輪支持金具を挿入する構造にしました。胴枠にピアノ線を沿わせ、ピアノ線を挟むように 3x3mm 桧角棒を当ててコの字型の溝を作りました。脚のピアノ線は 2mm 。尾ソリは 0.8mm 、スポンジタイヤは 35mm を使用。

メインギヤの重量約 14g 、尾ソリ、脚取付部補強加工等を含めて約 18g 増になりました。車輪無しの時の全備重量約 422g が全備重量約 440g に。翼面荷重約 20g/dm2 が約 21g/dm2 になりました。
結局スピコンを替えて軽くなった分が車輪を取り付けた重量増になり、最初に完成したときの重量と同じになりました。

車輪はつけたものの、ラダーサーボを搭載していないので離陸時左にとられて離陸できない可能性があります。だめな場合は離陸時は手なげで着陸時のみ車輪を使うしかないかもしれません。
普段手なげで発進させ、草地へ着陸の場合は車輪がいらないので、そのような場合は車輪を取り外しても胴体に余分な突起物が全くないような構造にしました。

重心位置の調整については、予め電池収納スペースをかなり大きく取ってあったので問題ありません。実際に電池を収納して重心位置を合わせてみたら、車輪のないときに比べ電池を 5mm ほど後ろに移動するだけで済みました。

早速舟地蔵の砂利広場で離陸させてみました。
スロットルを静かに上げていきましたが、何度やっても反トルクで左に取られてしまいます。そこで、一気にスロットルハイにしてみました。 1m ほど滑走してあっという間に離陸しました。
その後、タッチアンドゴー、着陸、離陸を何度も繰り返してみました。離陸時は一気にスロットルハイにすればラダーサーボを搭載していなくても全く問題無く離陸できることがわかりました。

車輪をつけた状態でのループ、背面飛行、スパイラルダイブ、スナップロール、ホバリング等も問題なくできました。車輪をつけたことによって、さらに楽しい飛ばしかたがみつかりました。今回車輪をつけての飛行5フライト。これまでトータル飛行回数 60 フライトを記録しました。ますます面白くて楽しい飛行機になり、すっかりお気に入りの一機になってしまいました。


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