MINI HELICOPTER "Hummingbird" の組立て

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搭載機器も決まったので組立て始めました。
図面及び組立て部品の寸法からサーボは双葉の S3101 を使うことにしました。ちょうどこのサーボと受信機にスピコンの組み込まれている 104AH と 4 チャンネル送信機の組み合わせで電動ヘリに使えるセットを調達できたので使ってみることにしました。AMなのでちょっと心配ではありますがごく近くで飛ばすので問題ないと思います。できれば細かい設定のできる手持ちの送信機を使いたかったのですが、とりあえずシンプルな送受信機で試してみます。

フレームはあらかじめ組立てられていてメインマストのベアリングもセットされています。比較的精度よく組立てられています。途中で細部の変更がされたようで組立て説明書の図と付属してきた部品が多少違うなど、どうみても初めてヘリコプターを手がけようとする人には不親切な組立て説明書です。 部品も関連部品ごとに袋に入れてあるのでリストとの照合は楽だったのですが、実際に組立ててみたらネジ類カラー等の不足がありました。手持ちの部品で補いましたが、一番問題だったのは付属してきたモーターのシャフト径が 3.2mm なのにそのシャフトに取り付けるピニオンギヤの穴径が 2mm だったのです。これには困りました。連休に作り始めたわけですが途中で組立てられなくなってしまったわけです。一応メーカー本社に FAX してはおいたのですが当然連休でしょうから返事はかなり先になりそうです。手持ちのピニオンを探してみましたがなかったので 3.2mm のドリルで穴を広げて使うことにしました。

モーターにピニオンギヤを取り付けてメインギヤとのかみ合わせを調整したあと、モーターに電源を供給して低速回転でしばらく慣らしを行いました。 その後の組立ては比較的順調に進みました。ボディを除いてほぼ組み上がりました (画像1) (画像2) (画像3)。ボディをつけないと正確な重心位置が出ませんが、電池を前後させる事で調整できそうです。メインローターの取り付け角は説明書にある 8 度付近にセットしました。

総合的な点検の後、充電した 7x500AE 電池を仮に搭載してボディのない状態でマスト前縁あたりに重心がくるように調整しました。説明書のどこにも重心位置についての記述はありませんでした。早速ローターを静かに回し始めてトラッキングを見ました。あらかじめ左右のバランスはローターの軽いほうに蛍光テープを貼って調整しました。スロットル中付近でラダーのピッチ不足を感じたので調整しました。この時点ではまだジャイロはつないでいません。ローターはかなり高速に回っているのに浮き上がる気配がありません。ローターピッチを増やしながらトラッキングのずれも確認し、ある程度低い回転数で浮き上がりそうなところまで調整した後、ラダーが比較的安定するようにテールローターのピッチも再調整しました。大体の調整ができたところでジャイロをつないでみました。感度設定ボリュームを半分ぐらいにしてちょっとだけ浮かしてみました。ようやく確保した狭い家の中で浮かすわけですからとても緊張します。ややラダーの安定性が悪いのでジャイロ感度を少し上げて再度ホバリングにトライ。一点に静止する事は難しいもののやや早めのスティック対応でホバリングできることがわかりました。画像はデジカメのセルフタイマーを押してから急いで送信機を手にしてホバリングしたときのショットです。

送信機は 4 チャンネルですが、サーボのリバーススイッチしかついていません。スティックは弱めにしたほうがコントロールが楽だと思い、裏ブタを開けて弱めに調整してみました。ある程度以上弱くするとニュートラルが甘くなってしまいます。スロットルのギザギザ感も気になったので取りつけられていた金属プレートを裏返して滑らかに動くようにしました。 ボディをつけない状態でホバリング重量は 600g あります。あとはボディを仕上げれば完成です。


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