"micro-FunFan" の完成

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CR2(3V) 一次電池を搭載して 29.5g で完成しました。
エレボンに使用したマグネットアクチュエータのコイルは翼の後縁に左右とも極性を考えずに瞬間接着剤で固定しました。マグネットも極性を気にせずアームを取りつけてそのアームの端を動翼に取りつけました。送信機側でノーマル・リバースの設定ができるとわかっていたからですが、コントロールモジュールにコイルのリード線を差し込む時の入れ替えでも設定できるので全く問題ありません。エレボンの設定も問題なくできました。困ったのはアンテナ線の引き回しです。当初カーボンテープによる補強を想定していなかったのでスチロール翼に適当に貼りつければいいと思っていました。カーボンテープを使った影響が多少心配です。 84cm あるアンテナ線は半分程度に切っても問題ないようですが、途中をローディングコイルにして見かけ上の長さを短くし、翼下面にテープで止めました。

重心は今まで作ってきた無尾翼機と同じ平均翼弦の (CG)21% に設定してみました。電池の搭載位置で調整できるようにしました。舵の動きは床に置いてテストしてみる限り十分過ぎる舵角があります。しかし、前にも書いたように飛行中の空気流、プロペラ後流等に押し戻されてしまうほどトルクが少ないので、このあたりは実際に飛ばしてみないとなんとも言えないところです。マスバランス動翼もこのあたりの事を考慮して採用しましたが、マスバランスが 100% に近づくほどフラッターの心配も出てきます。そこで今回は見かけ上 4cm2 位の動翼を動かす面積バランスにしてみました。ニュートラルスプリングの役目をしているゴムヒンジの弾力もどの程度がいいのかわかりません。強すぎれば舵角が少なくなるし、弱すぎても舵が不安定だろうし...。

そうそう、この飛行機はかなりにぎやかな音を奏でます。コイルにスチレンペーパーの振動板がついていて中心部にマグネットが置かれているので、構造的にはスピーカーそのものです。スティックを操作すると音色が変るんです。 2 スピーカー搭載(?)のなんとも楽しい飛行機です。

"micro-FunFan"
翼幅 (Wingspan)

300mm (12")

全長 (Length)

210mm (8.3")

翼面積 (Wing area)

4.2dm2 (27inch2)

全備重量 (Weight)

29.5g (1oz)

翼面荷重 (Wing load)

7g/dm2

使用電池 (Battery)

1xCR2

受信機 (Receiver)

Sky Hooks SHR-RX72PRO

サーボ (Servo)

Magnet Servos (Dynamics Unlimited)

モーター (Motor)

N20AB

プロペラ (Propeller)

UNION U-80

コントロールモジュール (Control Module)

Dynamics Unlimited

機体のみの重量 (Structure weight)

8g (0.28oz)


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