"micro-FunFan" の初飛行

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横須賀市総合体育会館サブアリーナで初飛行することができました。
前日六会市民センター体育館で初飛行を試みたものの 1xCR2 電池ではうまく飛行できませんでした。一度はかなりの距離を走って離陸しましたがすぐに壁が迫ってしまいました。その後手投げによる飛行を何度か試してみましたがフルパワーでも徐々に高度が下がり、旋回すると更に高度低下が著しく飛行を続ける事が困難でした。パワー不足を感じたものの旋回は何とかできることがわかりました。 U-80 装着時 1xCR2 電池での回転数は約 7100rpm 、山尾さんの軽快に飛んでいる "Thistle" では 1x430mAh Tadiran 電池で 7500rpm ほどの回転でした。モーター、プロペラは同じものを使っています。山尾さんのアドバイスで 1x430mAh Tadiran 電池に替えてみたら?と言われ、翌日行われる飛行会に山尾さんが予備に用意してある電池を充電して持ってきて下さるというのです。電池による回転数の差よりも飛行機自体の設計が大きく影響していると思うのですが、わらをもつかむ気持ちでお願いしてしまいました(笑)。いつもお世話になるばかりですみません。帰宅後果たして 5% ほどの回転数の違いが "micro-FunFan" を上空に引き上げてくれる力になり得るだろうかと心配で、 "PIPER CUB" に使用している 6x50mAh 電池を半分に分割して急遽 3x50mAh 電池を作りました。 CR2 電池を降ろし、 3x50mAh Ni-Cd 電池を搭載して回転数を計ったところ初期値 9000rpm 以上、安定時 8600-8200rpm ほど回ります。電池積み替えによる重量増加がないので飛行時間はともかくこれなら離陸できそうだという感じがしました。こうなったらパワーで引き上げるしかないのです。

翌日山尾さんが充電した Tadiran 電池を持ってきてくださいました。現場で加工できるようにリード線、半田ゴテ等工具類を持参しましたが、3x50mAh Ni-Cd 電池でとりあえず試してみることにしました。期待通り比較的短い距離で離陸することができましたが、その後の高度がなかなか取れません。旋回も思うようにできないのです。そうこうしているうちに電池のパワーもなくなり飛行を続けられなくなってしまいました。飛行中動翼の動きを観察してみると、時々左側の動翼がフラッターを起しているのが確認できました。そのときはうまくコントロールできません。再度飛行させて様子を見ましたが同じ現象が現れました。そこでプロペラ後流の当たる動翼部分を切り落としてみたところフラッターもなくなり安定に飛行できるようになりました。天井近くまで上昇できるほどのパワーがあることも確認できました。しかし安定したものの舵の効きはよくないのです。動翼面積が小さくなった影響でしょうか。

Tadiran 電池で試してみることはできませんでしたが、何とか無尾翼機(エレボン)でも飛行する事がわかったのは大きな収穫でした。これから少しずつ研究していきたいと思います。

帰宅後飛行機を少しドレスアップしました。ピアスをつけてあげたんです???
実は動翼のプロペラ後流が当たる部分を切り落としたためニュートラル時の動翼が垂れ下がり気味になってしまいました。そこで銅製のCリングをはめてヒンジを中心とした前後の重量バランスを調整したわけです。効果のほどについては次回の飛行を待つことになります。 3x50mAh Ni-Cd 電池での飛行時間は 1 分半ほどと短かったので、もっと長時間飛んでほしいとの思いから Tadiran 電池を積んでみました。電池端子にはリード線接続用のピンジャックを取りつけました。前回は電池端子に 0.4mm のリード線を半田づけして使っていましたが電池持ち運び時にショートしないように気を使わなければならないことと、飛行機が強いショックを受けて電池が脱落したときにリード線が切れてしまった経験から採用しました。

今回行われた飛行会は 16 名もの参加で大盛況でした。参加機は確か 22 機以上あったと思います。その内マグネットアクチュエータを搭載した超小型軽量機が 6 機ありました。 30g 台の飛行機が自在に飛ぶようになったのは驚きです。一年前には考えられなかった事ですね。


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