翌日山尾さんが充電した Tadiran 電池を持ってきてくださいました。現場で加工できるようにリード線、半田ゴテ等工具類を持参しましたが、3x50mAh Ni-Cd 電池でとりあえず試してみることにしました。期待通り比較的短い距離で離陸することができましたが、その後の高度がなかなか取れません。旋回も思うようにできないのです。そうこうしているうちに電池のパワーもなくなり飛行を続けられなくなってしまいました。飛行中動翼の動きを観察してみると、時々左側の動翼がフラッターを起しているのが確認できました。そのときはうまくコントロールできません。再度飛行させて様子を見ましたが同じ現象が現れました。そこでプロペラ後流の当たる動翼部分を切り落としてみたところフラッターもなくなり安定に飛行できるようになりました。天井近くまで上昇できるほどのパワーがあることも確認できました。しかし安定したものの舵の効きはよくないのです。動翼面積が小さくなった影響でしょうか。
Tadiran 電池で試してみることはできませんでしたが、何とか無尾翼機(エレボン)でも飛行する事がわかったのは大きな収穫でした。これから少しずつ研究していきたいと思います。
帰宅後飛行機を少しドレスアップしました。ピアスをつけてあげたんです???
実は動翼のプロペラ後流が当たる部分を切り落としたためニュートラル時の動翼が垂れ下がり気味になってしまいました。そこで銅製のCリングをはめてヒンジを中心とした前後の重量バランスを調整したわけです。効果のほどについては次回の飛行を待つことになります。 3x50mAh Ni-Cd 電池での飛行時間は 1 分半ほどと短かったので、もっと長時間飛んでほしいとの思いから Tadiran 電池を積んでみました。電池端子にはリード線接続用のピンジャックを取りつけました。前回は電池端子に 0.4mm のリード線を半田づけして使っていましたが電池持ち運び時にショートしないように気を使わなければならないことと、飛行機が強いショックを受けて電池が脱落したときにリード線が切れてしまった経験から採用しました。
今回行われた飛行会は 16 名もの参加で大盛況でした。参加機は確か 22 機以上あったと思います。その内マグネットアクチュエータを搭載した超小型軽量機が 6 機ありました。 30g 台の飛行機が自在に飛ぶようになったのは驚きです。一年前には考えられなかった事ですね。