"micro-FunFan" その後

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ピアスをつけてドレスアップした??? "micro-FunFan" を飛ばしてみました。
はじめ 1x430mAh Tadiran 電池での離陸を試みましたがバレーコート一面の六会市民センター体育館ではやはり無理でした。離陸するもののすぐに壁面が迫ってしまいます。そこで電池を 3x50mAh Ni-Cd に変更したところ短い距離で離陸できるようになりました。ピアスの効果は絶大で動翼のフラッターもなく操舵コントロールはかなりよくなりました。左旋回はとてもいいのですが右旋回が思うように曲がってくれません。プロペラの反トルクの影響が考えられます。サイドスラストを少し増やしてみたところ多少旋回しやすくなりました。U-80 プロペラで十分飛行できる事が確認できたので、次に自作のバルサペラを装着してしてみました。86mm の大きいほうをセットしていざ離陸と思ったらプロペラだけがポン!と飛んでしまいました。瞬間で固めた軸は抜き差しを繰り返すと抜けやすくなってしまいます。仕方がないのでややピッチの浅い 83mm のバルサペラをセットしてみました。離陸も問題ありません。かなりいい引きです。プロペラの慣性モーメントが少ないせいか右旋回もかなり改善されてとても飛ばしやすくなりました。

プロペラが軽くなった分重心位置も少し後ろになりました。バレーコート一面で旋回できるようになったので操縦性はかなりよくなりましたが、飛行時間が 1 分半ほどと短いのが不満です。

六会での飛行会に鈴木さんと香田さんがマグネットアクチュエータを搭載した飛行機を持ってきました。ともに 1x430mAh Tadiran 電池を動力に使用して長時間フライトを楽しんでいます。モーターはというと どちらの機体にも KP00 モーターユニットが使われています。パワーにも余裕を感じる飛行です。幸い鈴木さんが予備に KP00 モーターユニット持っているということで譲っていただくことができました。可変ピッチのプロペラもついいていて 2 ブレードから 4 ブレードのプロペラに組替えられるようになっています。一見するとモーターの大きさ、形状から N20AB モーターと同じようにみえますが、コギングが強いことからかなり強力なマグネットが使われているようです。

早速帰宅後 KP00 モーターユニットをテストしてみました。歯数はピニオンが 12 枚、スパーギヤが 32 枚なのでギヤ比は 2.7:1 になります。U-80 プロペラをセットして 1x430mAh Tadiran 電池で回したところ 8500rpm 、0.7A でした。モーター回転数は 22700rpm になります。このプロペラ回転数は 3x50mAh Ni-Cd + N20AB の時とほぼ同じです。ということはこのユニットを使えば 1x430mAh 電池でも飛行できそうです。

新たに飛行機を作ろうかとも思ったのですが、 KP00 モーターユニットをよく観察してみると N20AB モーターの外径 12mm に対して外径 10mm と小さいことがわかりました。ギヤユニットを含めても N20AB モーター単体と変らない重量です。そこでこのモーターを "micro-FunFan" につけてみることにしました。バルサのプロペラも抜き差しの繰り返しによる軸の緩みをなくすため、軸受部に樹脂製のスリーブを埋め込みました。N20AB モーターを降ろして KP00 モーターユニットを載せ、バルサのプロペラをセットしたところ重心位置が変わりました。ユニット重量が以前より少し軽くなったので電池を前に移動して重心を合わせました。 86mm のバルサペラは KP00 に付属してきたプロペラサイズと同じです。付属ペラはピッチが可変できるので次回自作ペラと合わせてテストしてみたいと思います。1x430mAh Tadiran 電池が使えれば飛行時間が延びるのではと期待しているのですが...。


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