"mini-FunFan" の製作

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1.3mm カーボンロッドを半径 15cm の半円形に丸めてみました。
最初は 1mm バルサを 3 層に重ねた前縁を使おうと考えて重量試算してみましたが、カーボンロッドを使ってもそれほど重量に差がないので今回は 1.3mm のカーボンロッドを使いました。

1.3mm のカーボンロッドを半径 15cm の円になるように曲げると、翼の骨組みとしてはかなり丈夫です。しかし反発力が強いので後縁材をうまく考えないと半円形を保持するのが大変です。そこで少しでも軽量に仕上げるため斜めに 0.8mm のカーボンロッド当てて半円形を保つようにし、後縁材を軽量なバルサ材で済むようにしました。タイトル画像からわかるように形を整えるためにカーボンロッドを長くしたまま後縁材より後ろの部分を二本の輪ゴムを使って絞りました。後縁材の端は瞬間接着剤で止めた後、マイクログラスで覆って再度瞬間接着剤で固定しました。余分なカーボンロッドを後縁から 10mm 残して削り落としました。ここには尾ソリを取りつけます。

主脚も "FunFan" と同じ構造にしました。 脚は 0.8mm のピアノ線を使い、車輪は 1.6mm バルサ板を 16mm 径に削り出してミニ四駆のガイドローラーに使われていたゴムリングを瞬間接着剤で固定しました。脚を支持する部分は 1mm 合板で作り、取り外しできるようにしました。エレボン動翼と垂直尾翼は 1.6mm のバルサ板です。主翼の被覆には Airspan を貼る予定です。 3.5dm2 を貼ると Airspan の重さは約 0.8g になります。

モーターユニットは以前 5 セル用に作ってあった、 DC5-2.4 モーターに 6 枚ピニオンと 30 枚スパーギヤを組み合わせた 5:1 のギヤユニットを、ゴム動力用の 15cm ペラを 12cm にカットしたものと組み合わせたものを使います。 5 セルで 0.5A 、4000rpm 、静止推力 34g を得ています。プロペラとモーターユニットで 14g あります。

少しでも軽くするためとノーズモーメントを短くするために、プロペラフックに使用していたピニオンギヤを廃止し、プロペラフックをスパーギヤに直接取りつけてみました。脚を取りつけるためのホルダーもモーターに直付けしてしまいました。モーターユニットは胴体のマウント部にスライドさせて取りつけ、抜けないようにテープで固定します。

エレボン動翼はクリアテープで後縁に取りつけました。垂直尾翼は着脱式にする必要もなかったのですが、 0.8mm カーボンロッドを垂直尾翼に埋め込んで着脱できるようにしてみました。動翼のホーンは 1mm 合板で作ったものを瞬間接着剤で固定し、 0.5mm のピアノ線でサーボとリンクしましたが、動翼のすぐそばにサーボを斜めに配置してピアノ線の長さを最小限にし、ニュートラルを合わせながらホーンを接着しました。ようやく生地完成です。受信機、電池等を仮組みして重心位置の確認をしました。今回の重心位置も平均翼弦の 21% に設定してみました。あとは Airspan を貼れば完成です。


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