無尾翼ミニプレーンの初飛行

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無尾翼ミニプレーンが初飛行しました
1999 年 1 月 2 日早朝の気温 3 度。ほとんど無風でミニプレーンには絶好の初飛行日和となりました。舟地蔵の砂利広場の隣に芝生の公園があります。ところどころに樹木が点在し、 400 クラスの飛行機を飛ばすにはやや狭い感じです。しかし、今回のミニプレーンを飛ばすには十分な広さがあります。

あらかじめ充電しておいた6x120mAh 電池をセットしてペラを取り外しました。 エレボンのニュートラルは今までの無尾翼機の経験から画像のようにセットしました。 翼端の「・」印が重心位置 21%(CG) です。ある程度スナップを利かせて水平に押し出してみました。 まったく不安なく水平にグライドしてくれました。 2 度目はもう少し力強く押し出してみました。 やや上昇気味のグライドです。すかさずエレベーター、エルロンの効き具合をチェックしてみましたが ちゃんと反応しています。これなら問題なく飛んでくれると確信しました。
早速ペラを取り付けてフルパワーでテイクオフ。やあ飛んでくれました。感動です。
今回の機体は上反角がついているせいかとても安定していて無尾翼機とは思えない飛行です。 しばらく旋回して様子を見ましたが舵も素直です。また、とても狭い範囲での飛行が可能です。 3 分ほどのフルパワーによる飛行でしたが無事芝生に着陸しました。

2 度目は急旋回をしてみましたが失速する様子もなさそうです。また、スロットルは中スローで水平飛行が可能です。フルパワーではそれなりに上昇していきますが、回転の割に上昇力がありません。これはジャイロソーサーの発泡ペラをそのまま使っているので効率が悪いのかもしれません。ジャイロソーサーのホバリング時のモーター電流が 0.5A 程度なのでこのあたりの効率が限界なのでしょうか。中スローでも飛行可能なので 1g のペラも捨てがたいといったところです。 3 分程度の飛行で着陸させました。着陸のための滑空はあまり伸びませんでした。

電池が 2 組しかないので、使ったばかりの電池を現場で再充電して 3 度目、 4 度目の飛行を行いました。中速で手投げし、上空でも中速主体で飛ばしてみたところ4分半ほどの飛行が可能でした。オートカットが働く前に着陸させたので、もう少し飛んでくれそうです。計算から 0.7-0.8A 程度のモーター電流で飛行しているようです。 5-6W のモーター入力で飛行していることになります。なんと省エネ飛行なんでしょう。

今回の機体、初飛行は大成功でした。無尾翼機についての自信も少しつきました。今後はプロペラを何とかして高速域の効率を高めることができたらと思っています。また、 400 クラスで使用したときに問題のあった Indoor 2000 受信機、今回の機体に搭載しての飛行ではまったく問題ありませんでした。


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