Mini-plane 2 の完成

[Previous] [Next] [Index]
130 系モーターを使った Mini-plane 2 号機が全備重量 145g で出来上がりました
今回の Mini-plane 2 号機は 1 号機に比べて搭載機材に余裕があるため、製作は比較的楽に進めることが出来ました。スピコンは slim-8e を使い、モーターの取り付けは両面スポンジテープで固定し、バルサ車輪の接地面に薄いゴムシートを瞬間接着剤で貼りつけました。これらの重量が 5g 。結果は 145g で完成しました。まだまだ軽量化の余地がありますが、とりあえず目標の 150g 以下で出来たので大成功です。

とまあここまでは良かったのですが、実際に電池を搭載して動作テストをしたところ、モーターを回し はじめるとサーボがガチャつきます。念のため送信機のアンテナをいっぱいに伸ばしてみましたが、 相変わらずサーボのガチャつきは止まりません。モーターの回転にもムラがあります。アンテナ線を 離してみても、電池を遠ざけてみてもだめです。どうもモーターのノイズを受信機が拾っているように 思える症状です。モーターのノイズキラーは、最初についていたコンデンサ 1 個のままです。そこでモーターの電源間と各電源端子とモーターケースの間にコンデンサを合計 3 個入れてみました。しかし、まったく改善されません。受信機の説明書にはハンドランチグライダー・電動グライダー・電動パイロン等に最適な受信機と書いてあります。今回はじめて使う予定だった REX4 受信機ですが、具合悪いのかノイズに弱く使えそうにありません。がっかりです。

そこで、手持ちの Futaba R113F 受信機をつないでテストしてみました。こちらはまったく問題なく、サーボのガチャつきも、モーターの息つきもありません。この受信機は、現在製作中の "FunBee" に使う予定で調達したものですが、ケースを外して使うことにしました。大きさこそ REX4 に比べて多少大きいのですが、ケースを外すと 12g と同じ重さになります。ということで急遽受信機を変更し、初飛行ができる準備が整いました。

130SZ 自作ギヤダウンユニット(4.4:1)

約 28g

UNION ライトプレーン用 18cm ペラ

約 5g

schulze slim-8e スピコン

約 3g

Futaba R113F 受信機(ケースなし)

約 12g

Futaba S3103 サーボ 2 個

約 19g

6x110mAh 電池

約 45g

搭載機材合計

約 112g

機体完成(主翼 14g 、胴体+尾翼 14g 、車輪 4g 、リンケージロッド 1g)

約 33g

全備重量

約 145g

翼幅 (Wingspan)

650mm

翼弦 (Wing code)

180mm

翼面積 (Wing area)

11.7dm2

翼面荷重 (Wing load)

12.4g/dm2

アスペクトレシオ

3.6

胴体長 (Length)

470mm

フィルム

主翼:サランラップ、尾翼:ポリエチレン

尾翼 (Tail)

1.5dm2x2 V-tail(110 度)

胴体

前半 1.5mm バルサ角胴、後半 1mm バルサ巻き胴

車輪

1.2mm ピアノ線、 1.5mm バルサ 3 枚重ね 30mm タイヤ 着脱式

静止推力だけで飛行性能を判断することは正しくありませんが、この 130SZ モーターは小型軽量で かなりの推力を得ることが出来ます。使い方でいろいろなジャンルの機体に使えそうです。 とりあえず 130 系モーターを使ったはじめての機体ですが、今までにない低速飛行が出来るのではと いまから初飛行を楽しみにしています。

SlowFly に徹するならまだまだ軽量化できます。無尾翼ミニプレーンに使用している 6x120mAh の電池を使えば 6g 軽くなります。今回手持ちの関係で Futaba の 9g サーボを使いましたが、 6g サーボを使えばあと 7g 軽量化でき、これだけで 13g も軽くなり、全備重量 132g の機体になります。

予算が許せばカーボンペラの使用、 2.4g サーボの搭載等でかなりの軽量化が可能になりますが、 日本では一部の機材を除きまだまだ軽量機材の入手は困難です。欧米では Indoor-plane でパイロンレースが行われたり、トルクロールの出来る機体があったっりと小型軽量機の分野も活発です。
Indoor-plane といえば、海外では最近 1 オンス(28.35g)の R/C 電動飛行機が流行っている様です。全備重量 1 オンスは驚異的です。動力用モーターが 2g 、受信機とスピコンとサーボで 5g というレベルです。サーボはマグネットアクチェーターで 0.7g という軽さです。

Mini-plane の世界も奥が深く、最近はもっぱら 100g 台の Mini-plane にはまっています。 というわけで "FunBee" は少し完成が遅れそうです。気が多く、すぐに変わったものに飛びついてしまう性格は困ったものです。


[Previous] [Next] [Index]
inserted by FC2 system